ちろる's profileほがらかにいこう♪PhotosBlogLists Tools Help

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    October 30

    不在の店長業務を担うため、
    1週間の予定で来てくれていた代行Sさん。
    正式の辞令が出て、こちらの店にいるのは金曜までとなった。
    几帳面で、行動力があって、
    このまま店長に‥と思っていた従業員は多いことだろう。
    忙しい仕事の合い間にポツリポツリと交わした会話で、
    私と同い年だということがわかり、
    今日交通費の請求書類を見て
    お名前がうちの息子と漢字まで同じだと知り、
    短い期間ではあったものの
    少なからずご縁のあったかただったんだな‥と思う。
    赴任される店でも活躍されるにちがいない。

    こちらも後任の店長が決まったものの、
    今いらっしゃる店での引継ぎをある程度終えてから
    こちらに来られることになると思うので、
    しばらくはほんとうに店長不在の日々となる。
    次の締めでお辞めになる事務員Kさんの後任はまだ決まらないし、
    まだまだ落ち着くところまではいかないなぁ。
    そびえたつ高い山を見ながら、
    手前の低い山をひとつ越えた感じか。
    まぁ最初に比べたら「山の歩き方」が多少わかってきて、
    これなら高い山も挫折せずに歩けるかもしれんな。

    October 28

    職場で「年末に向けてレジ担当者の増員を」と
    先日採用したかたの履歴書と、
    私の手書きの書類を重ねて置いていて、
    次に手に取ったときにあれ?と不思議な気持ちになった。

    うわぁこのひと、私とそっくりな字を書く。
    これまでの数々の職場も含めて、
    いろんなかたの書く文字を見てきたが、
    はねやはらい、線の感じ・文字の大きさ・バランスに
    それぞれ個性があってとても興味深い。
    きれいな字を書く人も、同じようにきれいなのではなく
    その人ごとに違ったきれいさがあるものだし、
    お習字的に美しくなくても読みやすい字や、
    お上手すぎて読みづらい場合もあったりする。
    しかしここまで私とよく似た字を書く人に、
    いままで出会ったことがない。
    夏の高校野球で同じ苗字の選手を見つけたのと同様
    非常に親近感が湧く。
    まだ会ったことがない人なのに。

    私は「自称文筆業」として、
    文章には人柄が出る、と思っているが、
    同じように文字にも「その人」があらわれる場合があると思っている。
    小学校2年から中学3年まで毎週お習字の稽古に行き、
    その結果小中学生の部で準5段まで昇進した私。
    高校の書道の授業でペン字検定2級も取得してはいるものの
    その頃の文字は今の自分が見るととても「へたくそ」。
    硬い、神経質に右上がりに傾いている縦長な文字である。
    幼い頃から20代半ばまでコンプレックスに悩み、
    「自分」というものに手を焼いてきた頃の私そのものやん。

    中学3年の2学期に転校してきたMちゃんという同級生がいて
    やわらかい線の非常にバランスのよい文字を書くMちゃんに
    私はあこがれた。
    こんな字を書きたい!と強く思った。
    同じ高校に進み、卒業後彼女は進学・私は就職と離れたものの、
    途切れない程度に付き合いは続き、
    足の手術の後リハビリを兼ねて電車通勤した職場は
    Mちゃんの誘いによるものだった。
    そこでふたたび変わらないMちゃんの字を目にする。
    なんというか、懐が広いというかのびやかなのである。

    長年通ったお習字の先生は、
    それは美しい文字をお書きになり、
    もちろん私もそうありたいと思っていたのだが、
    いくら通っても当時の私には先生のような文字は書けなかった。
    Mちゃんの字は私のお習字の先生とは少し違ったタイプ。
    たとえばひらがなの「お」の曲線に特徴があり、
    独特のリズムが感じられる。
    やっぱり私もこんな字が書きたい!
    私はMちゃんの「お」を真似てみた。
    何度も書くとなんとなくMちゃんぽくなってきた。
    そうか、このリズムか‥ちょっとわかってきたぞ。
    私が今書いている文字につながる
    「なんとなくこのリズム」をつかんだその時期は、
    いろんな意味でものの見方や
    考え方が変わっていった時期と重なっていて、
    「自分」というものがあってはじめて「自分の字」も
    思うような形になるのか、と今では思う。

    神経質な右上がりで安定感のない字を書いている頃は、
    私自身がそうだったのだ。
    いくら先生が美しいお手本を書いてくださっても、
    それは当時の私には響かない。
    受け入れる体制や、
    それを自分で表現する力がない時期だったのだ。
    コンプレックスから解放されたと自分で認識した後は、
    「この文字がお習字習ってるときに書けたら‥」
    と思うくらい、右に上がらなくなり、広がりが出た。
    本当に不思議なもので、
    そのきっかけをくれたMちゃんの存在に感謝感謝。

    職場で手書きの書類や伝言メモなどを見た人が
    字がきれいだとほめてくださるとき、
    たいがいの場合、「自分は字が下手なのでうらやましい」
    という気持ちが添付されているように思う。
    私はありがたいことに、裕福ではなかったのにもかかわらず
    両親が「お習字」に月謝を払い続けてくれた。
    字がきれい、とほめられると必ず、
    「両親がそれにお金をかけてくれたので」と答えて、
    否定したり謙遜したりしないことにしている。
    でも私から見ると
    その「自分は下手」と思ってるひとの字は
    私よりおおらかだったりするので、
    そんなお習字的な自己評価はしなくていいのに、
    と残念に思うことが多いのよね。

    確かに習っていたことがベースになってのことだけど、
    実際に今の文字を書けるようになったのは
    「自分教の教祖」になって
    自己コントロールができるようになったからだと思う。
    自分が「自分」に納得しているから、今の文字が書ける。
    私はそれが「文字」や「文章」にあらわれるタイプの人間なのだ。
    そして文字にあらわれないタイプのかたは、
    きっと他の部分で「ご自分」を表現してるにちがいない。
    それは音楽だったり、絵だったり、
    お料理や家事だったり、育児だったり
    ご近所づきあいだったり、社会的な活動だったり。

    そういえば中学や高校の頃は「まる字」が流行ってて、
    私も「お習字の字」と「学生っぽいまる字」の2本立てだった。
    今も筆記具の種類によって使い分けている。
    勤務先の高校生アルバイトも、へたうまあり、お習字系あり、
    素朴な子どもらしい字ありといろいろで
    その子の雰囲気と重ねて見るとなかなか微笑ましい。
    私のお習字の先生はお行儀とか生活態度にも厳しく、
    習ってる子どもたちからはちょっと怖い存在だと思われていたが、
    硯や半紙に向かう気持ちを通して私たちを育ててくれていたな、
    というのが今はすごくよくわかる。

    今なら、きちんと習ったら先生のような字が書けるのかな。
    ‥今は習わないけど、老後の楽しみにするか。

    October 27

    9勤が終わってやれやれ‥やっと休みの日曜日。
    土曜日にしそびれた夫の作業着に加え
    娘が部屋を片付けて出てきた大量の洗濯物に追われながら、
    やっとかなあかんこと・行っとかなあかんところを
    頭の中で整理して段取りする。
    え~っとまず北向いてパンの買出しに行って、
    帰りに隣町へ足伸ばして花を買って、
    パンを家におろして両親の墓参りに行って、
    そこから逆方向のショッピングセンターに行って‥
    夫と、最後のショッピングセンターに行きたいだけの息子も
    最初のパン屋さんから同行。
    娘は出かけちゃったし、息子もそのうち一緒に来なくなるのかな。

    まずパン屋さん。
    いつも行くところが大規模リニューアルして
    オープン3日目、ということもありけっこうな混み具合。
    人の間をぬってお得なアウトレット品
    (製造後の経過時間によって価格が↓)をゲットし、
    隣にできたお菓子のショップをちらっとのぞく。
    ロールケーキやチーズケーキといった
    シンプルな焼き菓子が並んでるのは
    生クリームが苦手な息子のいる我が家向きかも。
    また今度買おうっと。
    さらに横手にはホットドッグ屋さんもある。
    これまでなかったポイントカードまでできてるし、
    早速申し込んだら粗品は人気商品のあんぱん2種。
    ラッキー、といただいて、
    車で延々と待っている夫のもとへ。
    あ、いちおう「混んでるから時間かかるよ」と言ってあったし、
    混んでる店はキライなので夫は自主的に待機してたんやで。

    そしてお花を買って墓参り。
    10月10日の母の命日は祭の最中で、
    祭に参加しない息子とふたりでお参りしたのだが、
    その後も気温20度くらいの日が続いていたせいか、
    花がすっかりダメになっている。
    子どもの頃10月5日・6日だった祭が、
    祝日のからむ10月9日・10日に変更されたのはいつだったっけ。
    母が亡くなった30年前は
    鉦や太鼓・笛の鳴り物をやめ、掛け声もなく、
    しんみりとそおっと通ってくれていた。
    今祭の日程は10月の第2土日となっている。
    今年はちょうど10日が土曜日で
    もちろん景気よく鳴り物を響かせて
    うちの前を走り抜けていったのだが、
    やはり祭がやってくると座敷に横たわる母を思い出す。

    そのあと南へ向けて車を走らせる(夫が)。
    私は流れたハンコのかわりを早く買いたいので
    100円ショップに行きたい。
    息子は先日壊れたジグソーパズルを見て
    「僕も作ってみたいからこづかいで買う」。
    で、どちらも調達できそうなところは
    家から別方向で同じくらいの距離のところに2ヶ所あり、
    今回は「しばらく行ってないほう」をチョイス。
    夫は特に用事はないけど
    こうして「休日に家族でおでかけ」するのが好きなのだ。

    「しばらく行ってないほう」のショッピングセンターは
    少し前に改装されてて、
    夫は「へぇ~こんなになったんか」ときょろきょろする。
    まず私のハンコ‥さてここにはあるかな。
    シャチハタなら「お取り寄せ」で日にちがかかるので、
    100円ショップのほうが手っ取り早いのだが、
    私の苗字はどのショップにも必ずあるわけではなくて、
    先日「そのために」わざわざ行った別のショップではなかった。
    そこは同じくハンコで苦労されてる友人の、
    大手100円ショップで取扱いのない苗字があって、
    思わず2本買いしたくらいなのできっとあると思ったのに。
    あ、ここはあった、買おう。
    ほんとは2本ほしいんやけど、1本しかない。
    でもまぁいいや。後日買い足すことにしよ。

    で、次は息子のジグソーパズル。
    先日落ちてプラ板が壊れたのは1000ピースで、
    独身時代に夫が買って取り組んだものの、
    すぐに飽きてやらなくなったので
    私が彼の部屋に通って完成させた苦い思い出付き。
    今の息子には500でも大変かもしれんけど、
    300じゃつまんないでしょ、と500ピースに。
    私がハンコを探してる間に隣の書店で好きなコミックも買って
    けっこうな額のお金を使ったけどご満悦の息子。

    私はとりあえずハンコが手に入ったので用事はおしまい。
    ここでスッと帰宅すれば家計の出費は105円ですんでたのだが、
    ちょうどその日は「ミスド100円セール実施中」。
    ついでになにか夕食の買物も‥
    私ひとりなら何も買わずに帰って
    夕食も「あるもの」を駆使してなんとかするんだけど、
    夫と一緒だと出費がかさむよ(苦笑。
    ドーナツと夕食のお刺身用魚(これはお買い得やった)
    を買って、それでも外食するより断然お安いのでよしとする。

    うわぁ、久しぶりに休日らしいことをしたなぁ。
    先輩が辞めてから日曜の出勤が格段に増えたもんね。
    それにしてもこんなに長時間勤務や
    9勤なんかしてるのに、あまり「くったくた」になってない。
    朝の精算業務だととても9勤なんかできないくらい
    制限時間つきの意外と激しい肉体労働なんだけど、
    先輩から引き継いだほうは体力よりも気力集中力正確さなので
    「気」さえ継続してれば大丈夫な感じである。
    それと午後からの勤務が増えたので
    朝慌しい思いをして出勤しなくていいし、
    そんな日は夕食を作って出かけるので帰ってからもラク。
    新しく覚えた仕事は、
    自分がやる分には要領もわかってきていいんやけど、
    この先また新人教育がはじまるので
    そのあたりの時間配分が
    前回と比べてどこまでうまくできるかが課題やなぁ。

    さて自分の部屋でジグソーパズルを広げている息子。
    幼い頃よく幼児向きのパズルで遊んでたことなんて
    もうすっかり忘れてるんやろか。
    ちょっとやりかけて「けっこう難しいわ」と降りてくる。
    手当たり次第にやると正しい一片を選ぶのはなかなか困難である。
    それを「色分けしておく」とか「形で瞬時に判断できるようになる」とか、
    工夫や自分の熟練で完成までの距離を自分で短くするのだ。
    さて君にはそれができるかな?
    そして飽きずに完成させることができるかな?
    さらに深夜パズルに夢中になって
    翌朝起きられないなんてことにならないように
    自分でコントロールできるかな?
    飾るための額が本体よりはるかにお高かったんだから、
    完成させて飾らなきゃね。

    October 24

    連日夜遅くまで事務所にいて、
    帰りがけにちょっと買物、というパターンが多かった昨今。
    意識はなくてもやはり疲れているのか、
    加えて帰らぬ母を不満に思う家族にすまない気持ちもあって、
    どうも甘いものやおやつ系を買って帰ることが多かった。

    その日もお菓子売場をうろうろ。
    チロルチョコ「きなこもち」は山積みになってるけど
    この前買ったしなぁ。
    あ、9個入りのバラエティパックに「NEW」の文字!
    どれどれ‥と手にとって見ると、
    定番のコーヒーヌガー・ミルク・ホワイトクッキーに加えて
    この秋の新商品「ホットケーキ」入りである。
    その隣には20円サイズの「クリームあんみつ」がある。
    あ、これも今季の商品やけどまだ食べてないなぁ、
    ということでどちらもお買い上げ。
    これは家族向けじゃなくて私のやもんね。

    個人的には10円サイズのチロルチョコが好きな私。
    20円サイズは大きすぎて甘みがくどく感じられるので
    新商品は味を確かめるために買うけれどもリピートはまずない。
    バラエティパックは10円チロルの詰め合わせで、
    ほんとは常備したいところなんだけど‥
    なぜ常備してないのか、というと
    チロルチョコの中では定番中の定番、
    コーヒーヌガーが必ず入っているので。
    チロルチョコの中で「おいしい」「いまいち」数々あれど、
    唯一私がキライなのが、コーヒーヌガーなんだもの。

    で、今回の新商品。
    20円サイズであるうえに「クリームあんみつ」‥
    食べる前から甘そうやなぁ、と思いつつ食すと
    たしかにクリームとあんこと黒みつの味がする。
    黒みつは液体の状態で入っているから
    その味がするのはまぁあたりまえだし、
    ホワイトチョコでクリーム、小豆チョコであんこの味。
    チロルチョコを私が評価するのは
    チョコであんこの味をそこそこちゃんと出していたり、
    チョコの枠にはまらない「味の表現」の多彩さである。
    うん、評価はするけどやっぱり私には甘すぎるわ。

    で、次は10円サイズのホットケーキ。
    さくっとしたビスケットとメープルシロップ風のみつ入り。
    あぁ、グミ入ってるのよりもビスケット入ってるほうが好き。
    メープルシロップ風のみつはあとあとまで
    口の中から鼻に抜けながら主張する。
    シロップかけすぎたホットケーキの味(笑。
    10円サイズやからぎりぎり許せる甘さかな。
    ついでに定番の「ミルク」も食べる。
    チョコの中に生クリームパウダーで濃厚な味。

    今の私にはどれも甘い。
    最近ケーキやカップ入りで売ってるデザートなんかも、
    ごく小さいのでじゅうぶんになった。
    あまり大きいと途中でいやになっちゃう。
    チョコもケーキもけっこう好きやったのに‥

    歳のせいかな。
    クリームあんみつ ホットケーキ

    October 22

    昨日経費請求の締めも無事終了し、
    ほっとして帰る前にお手洗いへ。
    エプロンのばさっという音に続いてかちゃん‥
    え、かちゃん って何?
    ポケットに入れていたハンコが落ちてはねて水の中へ。
    しまった、と思ったときには時すでに遅し。

    あぁくやしい!
    たかが100円ショップで買ったハンコといえども。
    100円なんだからまた買えばいいじゃない、
    とはわかっているけれども。
    不注意でモノを失くす、ということに私は寛大でない。
    他人様がご自身のことに関して
    そうであることにはなんとも思わず平気なのだが、
    自分が、本来まだまだ活用できるはずのものを
    自分の不注意で使えなくする・失くすことは
    どうしても「まぁええやん」と思えない性質なのである。
    昔から裕福でない家に育ってきて、
    「これをなくしたらもう買ってもらえない」という危機感が
    45歳になろうというのにまだ抜けないのか。
    最終的には「しゃあないな」と
    また100円ショップへ向かうことになるのだが(苦笑。

    流れていったハンコは残念だったが、
    なんとか一連の締めが終わり、
    今日からは日常業務である。
    もともとシフトでは休みを入れていた今日だけど、
    店長がいらっしゃる前提で組んだシフトなので、
    代行のSさんひとりの時間に何かあってはと少々不安。
    急遽シフトを組みなおし、
    時間延長できないKさんにかわって私が午後出勤に。
    前月度の最後3日と今月度の最初6日が
    連続して出勤になってしまったがこれも仕方ない。

    終わった話だから言えることだけど、
    この締めの最中に夫がキレた。
    もちろん異常な長時間勤務に私の体を心配してだが、
    家事は滞るし食事の支度は不充分だし、
    「そこまでして仕事せなあかんのか、
    ええかげんにせんかい!」ということである。
    日頃私も夫もあまりそれぞれの職場の話はしないし、
    お互い自分の判断でたいがいのことを決めているので、
    何かあっても事後報告が多い私たち。
    夫には私が職場でどんな業務を担っているかを
    細かく話したことはないし、
    確かにここ2ヶ月は「スーパーに勤めるパート主婦」
    の範囲を大きく超える勤務状態であった。

    しかし、この締めの最中に
    「どないかせんかい」というわけにはいかない。
    遅く帰宅した私に不機嫌に「店長はいてるんか」と訊く夫。
    どうやら怒鳴り込みに行くつもりだったらしい。
    あいにくその日から店長が休みでいなかったし、
    私もそんなことをしても状況は改善しないから
    とりあえず今はやめてくれと話す。
    それも終始穏やかに話し合いができたわけではなく、
    「今私に150人の従業員の給料がかかってるんやで!
    何があってもやるしかないんや!」
    と泣きながら訴える一幕もあり、
    夫はどうにもならん状況に
    腹立ち紛れに部屋を出て廊下の壁を蹴飛ばす。

    壁はへこみ、
    かけてあった1000ピースのジグソーパズルが落ち、
    前面にはめていたプラ板がめちゃめちゃに割れた。
    そのなりゆきを息をつめて見ていた息子が
    黙ってプラ板の破片を集めてくれている。
    ははは、なかなかええヤツやな息子は。
    知らん顔して2階へ上がることもできたのに。
    私は息子に向かって
    「どんなにしんどくても、どうにもならん時というのが
    人生には何回かあるんや。
    そういう状況から無責任に逃げるわけにはいかんから、
    かあちゃんは今こうして立ち向かってるんや!」と訴える。
    夫も息子を見て冷静になったのか、
    「わかったもう何も言わん」と矛先をおさめる。

    遅く帰宅した後でそんなことがあって
    やれやれ‥と翌朝出勤すると
    店長代行Sさんが来ていた、というわけで
    またもや状況は悪化したのである。
    前回私が続けたかった仕事を泣く泣く辞めたときも
    状況は簡単に言うとこんな感じであった。
    私は「仕事」が好きだし、家事はあんまり好きじゃない。
    家にずっとは落ち着かなくていられないし、
    習い事や趣味につぎ込む金銭的余裕なんかない。
    夫が「家にいて家事をする妻」がお望みなのもわかっているし、
    私は仕事をやり出したらのめりこむタイプなので
    そうならんように‥と家庭優先で選んだのが
    「スーパーのパート」やったのに
    それがまたこんなことに(苦笑。

    まぁなんやかんや言っても仕方ない。
    日曜日に求人広告が出ることになったから、
    それをとりあえず「よし」として、
    次の締めが少しでも楽になるようにひと月かけて準備しよ。

    October 20

    有無

    「ある」と思って探せばある。
    「ない」と思えばあるものも見つからない。

    新人教育の中で、私がよく言う言葉である。

    たとえばお金があわないとき
    小銭を入れて持ち運ぶ袋のすみに
    硬貨が1枚残っているとか、
    足元に小銭や札を落としたことに気付いてないとか、
    50円と5円を数え間違えてるとか、
    入力する数字の8と6を見間違えているとか、
    いくつかの原因が考えられる。
    原因となりそうなそれらをひとつずつ確認して、
    可能性をひとつずつ消していく過程のどこかで
    自分のミスが発覚し、結局は合う。
    たとえばPC入力作業では、
    手順どおり入力できてないからその先に進めなかったり、
    データ更新ができなかったりするので、
    自分が「できていないところ」を見つけることが大事。

    私は過去に失敗してきたさまざまな経験から(苦笑、
    足りないお金がもしあるとしたらココ!だとか、
    落としたお金を探すときはこれをどけて!とか
    入力つまづいたらまず確認する数字はコレ!
    だとかを認識していて、それでたいがいの場合解決している。
    まぁそれだけ何度も何度も痛い目に遭ってきてる
    ということなんやけど、
    正しい手順で流れどおりやったら、
    必ずお金もデータも「合う」仕事なのだ。
    そうじゃなきゃこんな仕事やってられへんでほんまに。

    もちろん正しい手順で流れどおりやってる「つもり」なので、
    合わないときはかなりショックを受ける。
    しかしやってるのは機械じゃなくて人間。
    いろんな場面で間違いはありえるんや、とそこで切り替えて
    足りないお金は「どこかにある」と思って探す。
    または入力にミスが「ある」と思ってその箇所を探す。
    そしたら思いもよらないところから小銭が出てきたり、
    まさかと思うような入力ミスを自分はしていたりする。
    なにやってんねん、そのときの私!と叱りたくなるが、
    そういう自分と向き合いながらやっていくしかないのだ。

    しかし経験浅い新人さんは、
    必死でやってるからこそ「ちゃんとやってる」と思い込む。
    「ちゃんとやってるはず」なのに
    合わなかったりできなかったりするので、
    確認するときも「ちゃんとやったということ」を確認しようとする。
    そうすると袋のすみの硬貨も機械の下に落ちたお金も
    入力時の項目を間違えてることも、
    何度見直しても見えなくなってしまうのよねこれが。

    間違いはないほうがいいに決まってる。
    たしかにそうなんやけど、
    間違わないと覚えられないこと、というものがある。
    仕事も、きっと人生もそうである。
    痛い目に遭ってはじめて深く自覚する。
    お金が合わなくて帰るのがすんごく遅くなっちゃったり、
    データ送信が遅くなって本社から電話がかかってきたり、
    といった、
    自分が困ったり他人に迷惑をかける経験が、
    次にそれを防ぐための策を講じる元になる。
    3年半この仕事をやってきて、
    今回新人教育をするにあたって、特にそれを強く感じる。
    Sさん、今はそういう時期だからがんばって。

    閑話休題。
    アルバイトの高校生Mさん。
    いまどきの高校生はそんなもんなのか、
    口癖は「うっわ~最悪!」である。
    シフトが変更されてたから「最悪」で、
    自分が入るレジの位置を確認して「最悪」。
    それを耳にするたびに
    「大丈夫や!
    ほんまに最悪なときはもっとひどいこと起こるんやから
    今日は最悪とちがうで!」
    と反論する母親世代ちろる。

    先月の締め前に
    勤務予定入力を先輩から教わっていたKさん。
    私は先輩から3年前くらいに少し教わっただけで
    いわゆるペーパー状態。
    締めに関しては予定入力よりも
    実績データ作成のほうが重要なのでそちらに集中してたし
    まさかKさんがこうなるとは思わなかったので
    先月はおふたりにお任せで一切やっていない。
    今月は私も昔を思い出してやるとしても、
    たとえ半分でもKさんに入力をお願いしようと
    「覚えてるよね?」と訊いたら「もう忘れました」との返事。
    こうなるんやったら私も先月少しでもやっとけばよかった‥
    と思うものの過去には戻れない。
    はい、わかりました私が全部やりますよ‥というのもあって
    結局先月度の私の実働時間(給与支払いの時間)は201時間。
    偽装した休憩時間やサービス分を加えると
    拘束時間はプラス10時間弱くらいか。
    何度も書いているが契約時間は5時間×20日で100時間である。
    私が今おかれてる状況はある意味「最悪」やけど、
    ほんとうの「最悪の事態」は
    きっと私が倒れたあとの職場に訪れるにちがいない。
    もちろん倒れるつもりなどないけれど。

    さて昨日出勤したら見知らぬ社員が店長のそばにいて、
    あとでご挨拶いただいたところ
    「店長がしばらく休むことになったので
    その間代行させていただきます。
    まだ店長経験はなく見習いレベルですが‥」とのこと。
    そして知らぬ間に「そのひと」を残して店長は消えてて、
    指示をあおがないとできない勤務予実績作成とか、
    承認印もらいたい書類とか、仕事は停滞。
    私は「そのひと」に店長が日常やってる業務を引き継いだり、
    状況の説明をしたりと締め日の作業以外にすること増えたし、
    じゃあ明日の段取りはどうなるのとか、
    え、それも今日せなあかんの、とか
    Kさんのあとを担う新人さんの募集はどうするのとか、
    昨日も今日もけっこうふりまわされている。

    そんな私の負担を少しでも減らそうと
    日曜Sさんが残業を申し出てたまった雑用を片付けてくれた。
    Sさんなら簡潔な指示で雑用なら
    だいたいのことはできるのでそれも助かる。
    多分KさんにもSさんが何か言ってくれたのだと思うが、
    昨日今日とにこにこと「何しましょう?」と訊いてくれるKさん。
    ありがたいけどSさんと違って
    雑用をお願いするにも丁寧な指示が必要なのでちと困る(笑。

    まぁそれでも勤怠の締めはなんとかできた。
    9月以降夕方や夜に事務所にいることが多くて、
    日頃会わなかった夜間勤務の人ともすっかり仲良くなっちゃった。
    それを「よし」とばかりいってられないし、
    今日は比較的作業量の少ない日だったので、
    久しぶりに明るいうちに帰宅。
    あとは明日経費請求の締めが無事に終われば
    とりあえずは日常に戻れる(はず)。
    これからの仕事の段取りは今の流れを踏まえて
    もうちょっとうまいことやらなくちゃね。

    ‥でも店長のことが気にかかる。
    私が倒れるのが「最悪」やとして、
    今回の締めがそのひとつ手前かと思ってたから
    この先は「明るい未来」のつもりやったのに、
    状況によってはまだもう一段階ありそうな気配である。
    まぁ、「最悪!」 「もういやや」 と思って生きるより、
    「まあええか♪」 「なんとかなるやろ」 と思いたい。
    「幸せ」とか「喜び」とかも
    「ない」と思ってたら感じられへんのかもしれへんから、
    とりあえず何かいいことが「ある」と思って日々過ごそう。

    ‥と自分に言い聞かせて。

    October 16

    毎年秋冬限定で発売されるチロルチョコ「きなこもち」。
    先日10円サイズ9個入り袋の販売が開始。
    深夜仕事を終えて勤務先の店内を
    ふらふら買物をしていたときに
    広い通路の台に山盛りになっているのを発見し購入。
    あぁいつもの味やなぁと思いつつ食す。

    2003年発売以来、定番の10円サイズは毎年同じだけど、
    大型のプレミアム商品は昨年「きなこもち黒みつ仕立て」、
    一昨年は「京きなこ(黒みつ)」が発売されている。
    先日娘がコンビニで見つけて買ってきてくれたのが
    今年の「焼きなこもち」。
    中に入っている玄米パフの焦げ味がなかなか効いてて、
    普段大きいサイズが苦手な私にも違和感なし。
    私の中では「宇治抹茶」に次いで
    プレミアムタイプのなかでは2番目にランクイン。

    発売される全種類を買い歩く情熱は
    今の私にはないけれど、
    やっぱりチロルチョコは一目置く存在である。

    焼きなこもち

    October 15

    新人Kさんが来月度いっぱいで退職することになった。
    あ、いじめて辞めさせたのでありません、念のため。

    もうひとりの新人Sさんに引継ぎをはじめたのが8月末。
    覚えてもらうことがまだたくさんあってスピードも追いついていないけど、
    彼女も努力を重ねているし
    私の休日はとりあえず「おまかせ」できるところまできている。
    先日、本人に「現状と今後」について訊いてみた。
    「以前の部門より格段に難しい業務内容に驚き、
    自分としてはまだまだだと思っているが、
    この仕事を覚えて今後ちゃんとやっていきたい」
    という言葉をもらって私も一緒にがんばろう、と返す。

    Kさんは少し遅れて9月に入ってから引継ぎ開始。
    勤務日や出勤時間に制約があって
    先輩との引継ぎがほとんどできなかったこともあり、
    一ヶ月以上経ってはいるものの初心者の枠を出ないまま。
    もっと覚えてもらいたい、教えたいが、
    私も忙しくてなかなか教えられないし、
    私がKさんに合わせて出勤すると全く休みがなくなってしまう。
    本社人事から店長に私の長時間勤務が問題と言われてる昨今、
    今以上時間を割くのは全く無理な話である。
    ほんとうはKさんが私に合わせて出勤してくれて、
    見ながら覚えるとか、積極的に質問するとかしてほしいのだが
    本人に訊くと「現状で満タンなので上乗せは長い目で少しずつ」という答え。

    う~ん、
    勤務に制約がある時点で私やSさんと条件的に公平でないのに、
    いつまでもKさんが雑用レベルの業務では私もSさんも困る。
    これではいつまで経っても3人体制にならず2.5人どまりだし
    さらに仕事さえ覚えれば出勤できると言っていた午前中も、
    この先は予定があってダメだと言う。
    それでは2.5人どころか2人+αじゃないの。

    Kさんが入ることで灯った明るい未来の灯は
    どんどん小さくなってほんの少しの風で消えそうになっているのか、
    それとももう消えてしまったのか。
    あぁもうこれではあかん、
    無理。
    今月度16日間出勤した時点で私の拘束時間は150時間。
    ここへあと5日で何時間加わるのか。
    5時間契約やから一ヶ月で100時間ちょいのはずやねんで。
    私はついに店長に、
    私が倒れる前に店長からKさんに「現状と今後について」
    どうお考えか確認してください、とお願いした。
    私からの、事実上の「Kさん戦力外通告」である。

    店長がKさんと話をした月曜の夜、
    Kさんから私に電話があった。
    「店長に部門移動を持ちかけられたけど
    ちろるさんはそれについてどう思われます?」
    意外やKさんは不本意なのである。
    店長との話の中でも、自分はできる範囲を精一杯やっている、
    引継ぎがうまく進んでいないので
    できない業務があるのは自分のせいではないと主張。
    私やSさんとの温度差をご本人は全く感じていなくて、
    「そんなことをおっしゃるんならもう辞めようと思います」

    ‥そうですか。
    私はひきとめることをしなかった。
    Kさんの勤務条件にさらに制約が加わったことを前面に出し、
    「条件が厳しくなったので
    このまま続けるのはお互い大変やね」と答える。
    結局私とSさんに迷惑をかけないように、と
    来月度のおしまいまで出勤してくれることになったので、
    今できる仕事と、かんたんな指示でできることをお願いし、
    「もう何も教えないからね」と言うとほっとしたようなKさん。

    たとえば事務員が数人同じ時間帯にいて、
    机を並べて仕事をするような職場なら
    私もKさんも何の問題もなく続けられたにちがいない。
    単純に「一緒に働く」という意味では大丈夫なかたやっただけに
    シビアな判断をせざるをえない状況が残念である。
    お金や個人情報を管理するとともに
    あらゆる事態に瞬時の判断とそれなりの対応を求められ、
    おまけに時間帯によっては頼る人はいない、孤独な一匹狼。
    やはりここは向き不向きがある仕事で、
    幸か不幸か、私は向いているほうなのだと思う。

    そうこうしてるまに早いものでまた締め日がやってくる。
    そして今度こそ、
    3人体制に向けてのスタートを。

    October 09

    心配された台風は深夜のうちに駆け抜け、
    ありがたいことにここ大阪南部ではたいした被害もない。
    以前大きな台風がきたとき、
    深夜の数時間店を閉めたことがある。
    前日までの紀伊半島直撃か?とも思われる報道に
    24時間営業のうちの店ではどのように対応するか‥
    2日前から事務所に不安げな空気が漂い、
    当日店長は駐車場の車の中で
    状況を見ながら夜を明かしたらしく、
    木曜の朝はたいそうお疲れの様子で
    私の出勤後「さぁ帰って寝よ」と消えていった。

    今回久しぶりの大型台風ということで、
    日中ご近所から何かを打ちつけるような
    「トントン」という音が聞こえてきた。
    あぁ、台風の備えをしていらっしゃる。
    夫の実家も「いまどき」の家でないので、
    玄関のガラスが割れないように板をあてる、と言って
    夫がうちの不要になった板戸を1枚持っていったし、
    我が家も建て付けが悪くて日頃閉めない雨戸を閉め、
    玄関にネットを張るかどうか検討。
    何が飛んできて当たるかわからない、
    というよりも、飛んできて当たるならきっと
    離れ屋上の使っていない物干し屋根の波板なのである。
    あれを先に何とかしとかなあかんかったな‥。

    幸い波板は飛んでいないようだし、
    昨年暮れに屋根の修理をしたおかげで雨漏りもなし。
    過ぎてみれば報道にずいぶん不安をあおられたな、
    と思うところもあるが、
    台風というのはやはりこのくらい
    不安を感じて備えをしておかないといけないものなのだろう。
    海からは距離があり、山を背負うこのあたりは
    地形的に守られているのか
    台風の被害は比較的少ないほうで、
    つい「まぁ大丈夫やろ」と軽く見てしまいがちである。
    じゅうぶんな備えをして挑み、
    それが不要であったことをあとで喜ぶ‥
    毎回そうしていかなければ、そして子どもにも
    そういう姿を見せていかなくては、と思う。

    閑話休題。
    昨年の秋祭、
    試験曳きが終わったところで評判を聞いて
    夫が慌てて購入した
    ワコールの「CWーX」は今年も着用するのだけど、
    先日準備段階での寄合で
    また「新兵器」情報を仕入れてきた夫。

    昔から木綿があたりまえだった装束。
    最近、といってもずいぶん前だけど
    ストレッチ素材でマジックテープ付きのパッチが出たときに、
    「あれは邪道や」と怪訝な顔をした夫も後には購入し、
    「走りやすいわ」。
    足袋も昔ながらの地下足袋だったが、
    数年前エアークッション入りのスニーカー系足袋が登場。
    こちらもやはり最初は眉をひそめるものの、
    何人か履きだすと自分も、という気になるのかな。
    そして買ったら「足の裏が痛くなれへん」とご満悦。
    まぁ歳も歳やし、普段運動なんかしない人やから
    いろんなもので体をいたわりながら走らないとね。
    祭で体を壊して仕事できなくなっちゃうとたいへんやし。

    で、今年は靴下である。
    普段安全靴に5本指の作業用靴下を履く夫。
    祭は地下足袋なのでもちろん同じく5本指の靴下を履く。
    今回の情報は小林製薬の「歩くたすけ」。
    CMでもやっているが、靴下にテーピング機能をプラスして
    正しい歩き方で疲れを軽減し、つま先が上がることによって
    足を大きく踏み出せる、というもの。
    そういう商品がある、というのは知っていたが、
    祭用に、とは気がつかなかった。そうかそうか。

    夫に「買ってきて」と言われたが、
    試験曳き前は仕事が不規則で買物に行く時間がなく、
    とりあえずネットで調べてみる。
    あ、「歩くたすけ」以外にも他のメーカーのもある。
    へぇぇ、お値段もずいぶん違ってお安いじゃない。
    昨年のCWーXはそれなりの効果を期待して
    お高いもやむなし、と買ったが、
    今回はなんといっても靴下である。
    「歩くたすけ」の定価は1800円、靴下にしてはとても高い。
    2日あると2足要るから×2で安く買えても3千円以上。
    夫も1000円くらいなら‥と言っていたし、
    お安いほうにしちゃお。
    「歩きING」1000円×2で送料無料か、よし購入。
    今の私にはあちこち探し歩く余裕もないし、
    有料のお急ぎ便にしなくても、通常便で間に合うから
    ワンクリックで欲しいものが買えるのはやはり便利である。

    で、2日後には届き、
    夫が履いて室内を歩いてみると
    ほんとうにつま先が上がる、と言う。
    くつした自体に厚みがあってそれもいいかもしれない。
    結局試験曳きは「時間が短いから」と
    いつもの5本指作業靴下で行ったので
    効果のほどはまだわからないが、
    明日明後日はいよいよ本番、
    台風も去りお天気もよさそうである。
    今年の夫のお役目は
    いちばん前、綱先のさらに前方を旗を持って走るというもの。
    だらだら走って綱先に追い越されるわけにはいかないし、
    後ろをついて走るよりもきついポジションである。
    この靴下が夫の助けになることを願う。

    October 05

    先週金曜日は休みを返上して出勤。
    その日は娘の高校の体育大会のお手伝いに行き、
    ついでに終了後、私の所属する委員会で会議をする予定だった。
    体育大会は雨のため延期となり、じゃあ心おきなく出勤できる、
    と準備してると委員長から電話で会議はあるという。

    え、体育大会とセットで延期じゃないの。
    そうしてほしかったなぁ。
    3時半からの会議のためだけに高校へ行く
    という精神的余裕は私にはなく、会議は仕事を口実にパス。
    そしたら昼前に出勤して夕方まで仕事しよ。
    ほんで朝から仕事してたことにして
    前回休日出勤してカウントしてない分の調整に充てよう。
    あ、もちろん店長了解済みやでこれは。

    先月、先輩の出勤しているあいだに
    新人ふたりの引継ぎはほぼ終える前提で今のシフトを組んだ。
    出勤日や時間の制約があるKさんのことと、
    店長の休日・会議の日程を考慮して事務所がカラにならないように。
    そしてそれぞれの契約時間をクリアし、
    さらに規定の休日数を確保し、重ならないよう休みを入れて、
    本社向けになんとか体裁を整えてできたシフトは
    それそれが「それなりに仕事をすれば」なんとかなるもの。
    言い換えれば、引継ぎができてないのに
    そのまま突入してしまったどうしようもないシフトであった。

    ゆえに私がシフト通り休んでては仕事は溜まる一方。
    私はまだまだ何もできないレベルのKさんに、
    そしてもう少しできることの幅を広げていかねばならないSさんに
    それぞれ教えるのに非常に時間をとられている。
    SさんKさんが休みの日は、
    「今日は教えなくていい」とほっとする一方で、
    精算&売上データ作成業務に追われるので、
    先輩から引き継いだ仕事をするヒマがない。
    7時間契約のベテランが辞めて、
    5時間契約の中堅と新人ふたりじゃそうなるのも仕方ないか。

    そうは言うもののとにかくどうにかして片付けていかないと!
    というわけで休日にもたびたび出勤している私。
    ほんとうは休日出勤はダメ!なので
    前回休日出勤した日はタイムカードを通していない。
    今の状態を店長もよくわかってくれているので
    休日出勤して働いた分はどこかで偽装工作を‥
    というのは店長指示なのである(内緒。
    実は先週水曜日、シフトどおりに働いて
    早出と残業をしたことにして前回のは調整できるはずだった。
    精算や売上はSさんがやってくれてるので、
    私は溜まった仕事に専念できると思っていたのが、
    電話応対やレジ担当者の交代といった
    こまぎれの日常業務をしながらでは
    処理待ちの伝票や書類の山はちっとも減らない。
    あっという間に帰宅予定の夕方になり、
    いったい今日は何しに来たねん‥状態。

    こらあかん!
    こんなことしてたら仕事溜まったまま締日が来てしまう!
    覚悟を決めて家に「帰りませんコール」。
    夕食はそれぞれなんか食べてちょうだいかあちゃんは知りません、
    と声高々と宣言し、
    お外が暗くなってようやく静かになった事務所で黙々と入力を続ける。
    時間が遅くなるほど邪魔が入らないので仕事がはかどり、
    とうとう22:00を過ぎてしまった。
    いくらなんでもこのうえに「偽装」分は足せないよ。
    書類の山が半分ほどになったので、
    これ以上はあきらめて帰ることにした。

    こんな状態でへろへろの木曜日は休み。
    買物にも行かず昼過ぎまでぐうたらし、
    午後は2学期初の「門番」に小学校へ。
    夏休みのあと9月はまったく行けなかったので、
    ずいぶん久しぶりである。
    先生や職員のかたに現状を話し、
    多分あんまり来れません、と伝えておく。

    そして金曜日、高校には行かなくなったけど
    婦人会の役員として町内のお通夜に参列することに。
    さすがに残業はできないな、と出勤し、
    時間内にできるだけやろう、いややらなくちゃ!
    お通夜に間に合うぎりぎりまで働いて、
    あわてて帰って着替えてお寺へ。
    前日はこれから仕事がはかどった時間や、と思いつつ、
    もう一度事務所に戻りたい誘惑を振り切って
    お通夜の後は家で体を休めよう。
    よってこの日に休日出勤の半分を「偽装」することに。

    翌土曜日、
    午後はKさんに教えることになるし、
    少しは書類の山を減らしたいので、
    午前中の精算業務を早く片付けるべく30分早出。
    この間のごたごたで私自身ずいぶんまいっているので、
    ちょいと気晴らしに、夜は友人と飲みに行く約束をした。
    楽しい予定があるとやはりがんばれちゃう私。
    朝イチ起こった不愉快なできごとも、
    友人に話すのにいいネタができた、という程度でかわせるし、
    なんとなくKさんの態度も前向きでいい感じに見えるし。
    飲みに行くため夕方には帰るので残り半分の「偽装」もでき、
    気分よく仕事を終え帰宅して気分よく出かけて
    気分よく飲んで気分よく5㎞歩いて帰る。よしよし。

    次の日曜日。
    さんざんしゃべったあと歩いて帰ったせいか、
    アルコールはほぼ分解されていていつもの朝。
    この地域の秋祭り、だんじりの試験曳きの日でもある。
    今年私はお役目ないので仕事、子どもたちはふたりとも不参加。
    参加するのは若頭の夫だけである。
    試験曳きは午後からだけど若頭は朝から集まるらしいし、
    夕方終わったあとはみんなで飲んでるだろうし、
    夫の食事の心配がいらないので
    この日も「仕事日和」やわ、と出勤。

    シフトでは月曜日私は休みなのだが、
    あいにくSさんにまだ教えていない仕事がその日に重なる。
    休みだった金曜日に出勤して規定ちょうどの公休数になるので
    もうこの先私はシフトどおり休むしかない。
    仕方なく溜まった仕事はおいといて、
    前倒しで月曜日分の仕事をする。
    途中でまた不愉快なできごと(土曜日とは別の)が起きたけど、
    前夜友人との楽しいおしゃべりでチカラがみなぎっているせいか、
    こちらもうまいことかわせることに少し驚く。
    書類の山は相変わらずだし、この数日でまた増えたけど、
    気にしないことにしよ。
    8:30に出勤し20:30まできっちり働いて帰宅。

    そして休日の今日。
    延期になった高校の体育大会が行われる。
    委員会が金曜日に終わってしまっているので、
    やはり行かないことにして(ごめんなさい
    試験曳きで着た夫の法被や装束を洗濯し、
    久しぶりにのんびりとこまごました買物をし、
    あれば効率が上がる職場用の文房具なども購入し
    午後は門番にも行き、夕食も作った。
    これまで休みにはあたりまえにしていたことを
    普通にやっただけなのだが、
    なんだか妙に「やりました」感のある休日。
    残念なのは夕方から雨が降り出して
    両親の墓参りに行けなかったこと。

    今はまた次のシフトを組む時期。
    今回のあれこれを考慮して、
    私が慌てたり仕事を前倒ししたりせずにすむようにできるかな?
    もうしばらくの間がんばって教えたら、
    また今日のような「普通の」休日や、
    さっさと仕事を終えて門番に行ける日がやってくる(はず。
    それを信じて明日も‥働こう。