November 26
すんなり帰れると思ったけど、
京橋でJRに乗り換えるときにその「事件」が発生。
切符を買いに券売機に向かった息子が
切符を手に戻ってきながら「僕ってこども?」と訊く。
朝から3回切符買って、2回目に行き先間違えて200円損して
4回目にはなぜか「こども」ボタンを押して
半額の切符を買ってしまったのだと。
‥中学生は大人やし、ごまかせるほど小柄やないし、
いや、ごまかすかどうかより正しい認識を持ってもらわなあかんし!
これまで「路線図の金額の切符を買う」ことしか考えてなかった息子が、
はじめて券売機のボタンを見回して
「こども」ボタンに気がついたんか、と推測する。
まず券売機や路線図に「こども」の定義が掲載されてないか探させる。
「見たけど載ってない」と言う返事に私も確認するが見つけられない。
京阪では人のいる窓口を見つけられなかったが
ここは数人の係員が応対するカウンターが改札横にあるので
あちらで訊いてこい、と息子に指示する。
行った‥並んでる‥訊いてる‥と遠くから観察する母。
「中学生は大人やった」と払い戻してもらった硬貨を持って
息子が戻ってきた。
もう一度券売機で買い直しである。
ここで20分くらいのタイムロスとなったが、
これもいい勉強になったやろ。
「正解」を私が告げるのは手っ取り早いけど、
やはり人間、間違ってやりなおして正しいことを覚えるほうが
よく覚えられるはずやから。
昔は仕事や用事で知らない場所へ行かねばならない時、
行きかたを心配する私に年長者から
「目・耳・口があればどないでもなる」と言われたのを思い出す。
やはり息子にも自分で路線図見て、
ホームや車内のアナウンスをよく聞いて
それでもダメだったら駅員さんや車掌さんに訊いて
自分でなんとかしてどこでも行けるようになってもらいたい。
やっとJRに乗り込んで、
やれやれこれで我が家の最寄り駅まで‥と思ったら
直通ではなく、天王寺で乗り換えが必要な電車だった。
予定より遅くなってるし、
まだこのあと息子に天王寺できょろきょろさせるのは、
疲れたふたりにはしんどいな、と私が先に立って乗り換える。
おかげでまたもや駆け込み乗車、
行楽日和の土曜日のこと、往きも帰りも立ちっぱなしだったけど、
なんとか無事に最寄り駅に到着。
夕食のおかずを近くのショッピングセンターで買い込んで
車に乗り込むとすぐに寝息を立てる息子。
まだまだ子どもなんやなぁ。
こうして息子との「高専への旅」は終了。
息子が「すごく行きたい」気持ちになったかどうかは
言わないのでわからないけど、
「ちょっと無理しても行っといたほうがええかな」
くらいは思っていてほしいなぁ。
まぁ出願までにもうちょっと電車に慣れておく必要がある、
それだけは確実。
November 25
会場に入るともうすでに来ているかたがたが着席していて、
私たちも前後真ん中あたりの列の空いている席に着く。
うちのように母親と息子の組み合わせはもちろん、
父親と息子、2列前には父親と娘がいる。
両親ともに息子と来てる家族もいるし、
友人同士なのか子どもふたりで来ている男子も。
受付でもらった資料をぱらぱら見ながらしばし待つ。
校長挨拶のあと高専についての概要説明に続いて
OB講演会と称して卒業生である准教授が
高専で学ぶことのメリット・デメリットを
普通科高校→大学工学部へと進学する場合と比較しながら語る。
どちらかというと親向きの内容で、
到着するまでの緊張と疲れからか息子は船を漕いでいる。
あったかい室内で大人向けの話やもんな、
つついて起こすがまたすぐ頭が落ちるのも仕方ないか。
休憩をはさんで1年から5年までの在校生8名が協力しての座談会。
学んでいるコースや出身中学、通学時間などの自己紹介、
自己アピールや属しているクラブの紹介、
設問に答える形での「現役高専生の生の声」が聞ける。
「なぜ高専を選んだか」には大学受験がないからという答えが多く、
さきほどの准教授の話と合致するし、
5年生は決まっている進路・就職先のことを
非常になめらかなトークで話す。
受け身で学ぶ普通科の高校生や、20歳の若者
‥たとえば甥っ子たちがちょうどそうなのだが‥
よりもしっかりと見えるのは、
「ここでこれを学ぶ」という意思のもとで学んできた成果か、
また学習の中で数ある発表の機会に鍛えられたか。
親が卒業生で子どもを入学させる事例が多いというのも
さもありなん、という気がする。
今回ここに来ている中学生は皆3年生で、
質問タイムでは「受験時の面接に向けてどんな準備をしたか」
という声が保護者から出ていた。
2年生で来ているのはたぶん息子だけであろう。
我が家はまだ先の話だけど、彼らはあと3ヶ月かぁ。
来年もう一度来るなら、この会場の中の誰かが
一年生として前に座っているかもしれない。
私が高校受験した30年前は高専の情報などなかったし、
もし知っていてもここまで通うことは不可能だったろうけど
戻ってやり直せるなら私だってここで学びたかった。
現役の学生ご本人たちが言っていたが、
高専を選ぶような中学生は(同時にその親は)
一般的には「変わり者」なのだそうである。
確かにそうかもしれんなぁ。
私はもちろん息子もすでに変わり者だと自覚している。
心の中で息子に
「やっぱりお前の進む道はここやで」と告げる私。
座談会が終わって昼食タイム。
持参の昼食をとるのに会場の席または食堂を使ってよいらしい。
朝慌てないようにと、コンビニのおにぎりに
家にあった買い置きのパンと飲み物を持っていった私たち。
半分以上のかたがたが食堂へ行ったのかがらんとした会場で、
私たちはわざわざ食堂に行かなくてもいいか、と
その場でおにぎりをほおばる。
午後は校内各所で行われている展示や設備を見学できる。
場所の説明がひととおりあってあとは自由。
行く先々で学生や担当の先生が待ち構えていて説明してくれる。
実験に使ったいろんな装置や、文化祭で使った展示物、
クラブ活動で作っている鉄道模型の制御装置。
原付バイクのエンジンを改造して作った1人乗りの車は
軽量化のためのダンボールのボディに
強度を持たせる目的でFRP塗装を施してある。
説明する学生はみな目を輝かせて楽しそうだし、
「必要な部品はちょうどいいのがないので自分で作った」
という話が何度も出てくる。
それも先生ではなく学生がさらっと言うのである。
私の父親が基本的にそういう人だったためか、
私が時代的にそういう育ち方をしているせいか、
息子も「ちょうどいいもの」は自分で作ったり工夫できる人であれと思う。
工場棟に入るとずらりと並んでいる実習で使う旋盤。
なんとなく「なつかしい」気がするのは
昔すぐ近所にあった糸の工場を思い出したからか。
私が小学校低学年の頃、母が働いていたそのちいさな工場に
学校から帰って宿題をすませると行ってもいいことになっていて、
糸巻きの芯棒を借りてころがして遊んだり、
見張り役として機械の間をまわり、
「あそこで糸が切れた」と母に報告したりしていた。
報告を受けた母はすぐそこへ行って糸をつなぐのである。
私の中では機械の匂いがその記憶につながっているのかもしれない。
場所を移してエンジンの学習ができるところでは、
中の爆発とピストンの動きを見られるように透明シリンダーの装置があり、
先生が「じゃあエンジンをかけてみましょう」と紐を引くのを見ると
その部分は父が発動機につなげてたエンジンとおんなじ形状。
幼い私たちにも父は紐を引かせてくれたけど、
結局私がエンジンをかけられたことはあったっけ、なかったっけ。
ここでも昭和の記憶がよみがえる。
息子は工場棟にあまり興味はなかったみたいで
付き添いの母ばかりが楽しんでいる、という有様であったが。
ほぼすべての展示・設備を見学した。
先生方は皆さん非常に熱心に親に対して勧誘なさって
「うちの子はまだ2年生で」と言うと
ちょっとがっかりしたような感じがありありと見えた。
息子が「おもしろかった」と言うのが最大の収穫と
アンケートを提出して名札を返却、帰途につく。
息子に駅までの案内を託し、来たときとは別の道を歩く。
ほんとうは朝こっちから来たかったんやけど、
車のおばちゃんがせっかく声かけてくれたから
あそこで曲がったんや、だと。
あえて朝と違うところばかり通り、
結局少し遠回りになったが無事駅に。
あともう少し、なんだけど今日はここまで。

November 24
締め日前後の9勤を昨日終え、ようやく休みがやってきた。
今日から来週月曜までは飛び石で休みが続き、
そのあとはまた勤務が続くという変則シフトである。
極端に言うと今しか休めないのでまとめて休んどく、という感じ。
新しい店長は10月末に辞令が出たものの
もといた店の引継ぎやら引越しやらなんやらで
なかなかすぐこの店には来ていただけなくて、
ようやく着任された11月8日以降も
直接前任の店長と業務を引き継げていなかったり、
あるはずの書類やデータがなかなか見つからなかったりして
店長として仕事をする以前の段階で非常に慌しくされている。
おまけに退職が決まったKさんの後任人事は進んでいなくて
店長がKさんにお願いして
1ヶ月退職日を延期してもらってしのいでいる。
先輩の退職に向けて引継ぎを始めた8月末からこちら、
ほんとうに気の休まるときがなく
職場のことにエネルギーを使うので、
日々の夕食メニューを考えるのがとにかく億劫になる。
家族がいるので作らないわけにはいかない、
というのがまだ救いで
なんとかまわらぬ頭で考えて作ってはいるのだが
時間の制約と思い通りに買物ができないので
材料が中途半端だったりして
食卓には同じようなものばかり並んで家族に申し訳ない。
どうも私はほかに気がいくと「食べる」ことが苦手になる。
何を食べるか、またはこれを食べたいかどうかを判断するのが
とっても面倒くさくなって食べないほうがラクなのである。
おいしいものを食べるのは大好きなんだけど、
そないにうまいことおいしそうなものが目の前に出てくるわけもない。
自分が食べたくて作るわけではない昨今、
できあがった夕食も体を維持するため、倒れないためだけに食べる。
もちろん食べてるときはそこそこおいしいと思ってはいるのだけど、
次はあれを作ろう、とか、
これも食べたい、というような意欲にはつながらず
作るも食べるもなんか義務感満載なので
上記のようなことになるのである。
ちなみに今私が自分で作るなかで
いちばんおいしいと思って食べているのは
「小松菜の卵とじ煮物」であり、これだけは毎日でもおいしいと思う。
先日高校へお手伝いに行くときに久しぶりに穿いたジーンズ、
‥なんか穿き心地がちがう。ずれる気がする。
ちょっと股上が浅めやからかなぁ、こんなやったっけ、
でも以前はそんなことなかったよなぁ。
それがきっかけでいろんなものが頭の中で合致する。
気温が低くなってきて、夏冬兼用の薄い制服では冷えると
早々に靴下とタイツを重ねている私、
昨年同じ時期に履いていた靴が今年はゆるいのも気になっていた。
私、縮んでる。
身長148㎝あるかないかの超小柄な私。
若い頃から太ったりやせたりし、
子どもを産んでまた太ったりやせたり
15㎏ぐらいの幅で増減を繰り返していた過去。
ここんとこ10年くらいは健康体重でほぼ安定していたのだけど
今、これまでの生涯で
最軽量ラインに近いところまでいってしまっている。
お腹周りが縮んでジーンズがゆるくなり、
足の甲が低くなったのか足周りが縮んだか
靴の中での足のおさまりがわるくなってるんやなこれは。
確かに手首をつかんでみてもしっかり指がまわるし
歯磨きすると頬が歯ブラシの形に飛び出す。
我が家には体脂肪計はないので
姉の家に行って測ってみたいくらいである。 ←行かないけど
こらあかん、今の服や靴が合わなくなると困る!
↑ 身体の維持より先にそっちかいな
これ以上小さいサイズになると買うのが非常に困難になるんやもん。
先月はある日左目のまぶたが腫れてプチお岩になってて、
↑ ちょうど仕事休みの日でよかった
腫れが引いたあとはその部分がかさかさになってなかなか治りきらんかった。
今のままの食生活では身体がもたん、という警告かもしれんな、
と思いはじめた今月初旬、なにをどう改善しようかと思っていたが、
ちょうど季節が秋冬の果物シーズンに突入。
毎年和歌山の契約農家さんで購入するみかんを毎日2個、
青森の契約農家さんで購入するりんごを毎日1/4個、
我が家の裏庭の柿も今年は大玉で豊作である。
それに加えて朝食にバナナを食べる毎日を過ごしていたら
とりあえずまぶたは治ったようだし風邪も引いてない。
お向かいの奥様が時折採れたての大根をくださるのも
とてもありがたく大鍋で炊いて家族であっという間に食べる。
やはり季節の果物や野菜にはチカラがあるなぁ。
娘息子とも学校ではインフルエンザで
学級閉鎖や学年閉鎖の措置がとられているが
我が家では誰も発症していないのがそれを実証している。
体調は悪くないものの、縮んでるのはやっぱり困る。
数年前通販でウールとレーヨン混の冬物パンツを購入した。
先日高校へ穿いて行ったジーンズよりさらに股上が浅く、
おまけに私にはちょっと大きいかな、というサイズしかない。
しかしデザインに加えて価格がとても魅力だったので
「まぁ穿けるやろ」と軽い気持ちで購入。
私は腰が張っていない体形なのでローライズはどうもずれるのだけど、
このパンツは太ももまでゆるくて
買った直後はファスナーを閉めたまま脱ぎ穿きできるほど。
返品するか、と思ったけど素材がウール混、
一か八かで温水で手荒に洗ってみたら見事に縮んで穿けるように。
‥とそういう過去を持つパンツも今はやっぱりゆるい。
昨冬は通勤にずっと穿いてたのにな。
これしかないから仕方なく穿いてるけど
どうもみっともない姿である。
友人に「足周りが縮んで靴がゆるい」という話をしたら
そんなはずはない!と一笑に付されてしまった。
そういえば彼女は私とは逆に幅広甲高で靴に困るタイプ。
‥言う相手を間違えたな。
November 22
やっとのことで京阪出町柳行きに飛び乗り、肩で息をする私たち。
発車間際に駆け込み乗車なんてしちゃいけませんと
ほんとは教えなきゃいかんのかもしれないが、
このタイミングなら乗れる!を優先した私(苦笑。
さすがに電車通勤してた若い頃にやってた
目の前でドアが閉まりかけたら
腕か足を出してはさまれろとまではよう言わんけど。
寝屋川市駅に着き、ここまでくればもう安心
あとは駅から徒歩で15分らしいから、
とんでもなく道に迷わなければ間に合うはず。
バスもあるけど歩ける距離やから歩いて行こう。
‥と思いながら改札を出たところで
持ってる地図が駅のどちら側になるのかわからん!
という事態が発生。
電車であれだけおたおたしてた息子は
今度はやけに冷静に方角を確かめ、
目印のバス発着所を窓から発見して「よしこっちや」。
おやこういうのは大丈夫やねんなぁ、
じゃあ学校までかあちゃんを連れて行ってねと
息子におまかせすることに。
まずは線路沿いに歩いて最初の目印がバス停留所。
しかし自主的にバスに乗らない息子は
「停留所」がどういうものなのかイマイチわかってない。
発着所のようにバスが止まってないからわかんないのである。
知らん顔で通り過ぎてきょろきょろしながら
バス停留所ってなかったよなぁ、なんて言うので
仕方なく「‥さっきあったよ」と後ろを指差す。
「あ、これかぁ‥気がつかんかった」
‥そうやろな、視界に入ってても見えてないもん、君は。
次は線路の下をくぐる広い道路につきあたって右折ね。
ここ?
線路の下の道路やけどつきあたってないよね。
ということはまだまっすぐ?
つきあたるまで行ってみる?
おぉあったあった、道路広いし、つきあたってる。
右折やけど先に向こうに渡る?
その次が左折やから渡っとこうか。
あ、今信号青やから渡ろ!
左折するとこはどこ?
地図を見ながらこんなふうに歩いてると、
横手の細い道から出てきた乗用車の窓が開き、
「高専はあっちやで~」と言いながら
手を左方向に向けて通り過ぎていく。
ははは、このあたりで中学生男子が地図持ってるのは
お決まりの風景なんやな、きっと。
ご親切に感謝しつつ、言われたほうに歩く。
地図のとおり、曲がり角をふたつ曲がると川沿いに出る。
橋を渡ると正門はすぐそこである。
校内に入り受付をすませる。
申し込み時の案内では受付番号が必要、
とあったが何も言われず名前にチェックしてはいどうぞ、
と資料が手渡される。
息子は私と同じ資料に加えて名札をもらってつける。
そして会場である図書館2階へ。
やっと会場に到着。今日はここまで。

November 18
最寄り駅近くのコインパーキングに車を入れて駅へ向かう。
息子はこれまで電車を利用することがまずなかったため、
切符を買うところから「お勉強」である。
往復の費用より多めにお金を渡しておいて
自分で判断して自分で券売機で買う練習をさせる。
JRだけで行けるなら簡単なんだけど、
途中で私鉄に乗り換えるから、切符は乗り換え駅まで。
私にはあたりまえのことも、初心者にはわからない。
連絡切符が買えるのかとか、イコカが使えるのか、
なんてのは上級編なのでまずは基本の
「路線図を見て降りる駅までの料金を確認して券売機で買う」
ができるように‥
ネットで検索した乗り換え案内を印刷して息子に持たせてるけど、
その意味わかってるんやろか?
かろうじて「改札の通り方」は知っているレベルの息子と
「今日はあれこれ言わない」と決めた私の旅の始まり。
どうやら乗り換え駅までの切符は無事に買えたようで、
イコカの私に続いて改札を通る。
私は高校が市内で自転車通学だったので、
電車によく乗るようになったのは就職してからなんだけど、
両親が車に乗らなかったので
幼き頃からどこかへ行くのは必ずバスと電車。
自然と電車の乗り方は身についていたように思う。
息子が前回電車に乗ったのは小学校を卒業してすぐに、
クラスのみんなでUSJに行ったときかもしれないな。
部活をやってないから試合で他校に行くこともないし、
こういう経験もっとさせないといかんなぁ。
関空のおかげで環状線乗り入れの快速があるから、
行きはそれに乗って乗り換えをひとつ減らす。
京橋でJRの改札をすんなり出たので
息子はちゃんと切符を買えていたのだろう。
次は京阪、寝屋川市駅までの切符を買うのだが、
乗る電車が「出町柳行き」だったため
息子は混乱した頭で出町柳駅、終点までの切符を買ってしまった。
あら200円も余分に!
買いなおしたいけど券売機の近くに駅員さんのいる窓口はないし、
おたおたしているまに発車の時間が迫る。
仕方ない、この切符で乗ろ!とエスカレーターへ。
私と並んで立とうとする息子の上着を引っぱって片側を空ける。
立ってる人は右側、歩く人は左側、
全国的には地域によって左右が違うのだよと言っていると
聞こえてくる発車のアナウンス。
うわ~もう時間ないやん!行くで!
と左側へ出て駆け上がり、間一髪で乗車。
ネットで検索した乗り換え案内は
おたおたしながら切符買う初心者では無理やなぁ。
設定を変えてゆったり乗り継ぎできるようにしといたらよかったか。
でもこれも「お勉強」、
経験のひとつと思い直してしばし「おけいはん(※)」になる私たち。
※京阪電車は「京阪乗る人、おけいはん」というCMを放映中
ということは電車に乗った瞬間車内はおけいはんだらけとなる
まだ行きの電車内‥今日はここまで。
November 15
以前も書いたが息子は高専を目指している。
今の時点ではほとんどの同級生が特に目標もなく
成績によって受ける高校を決めるんだろうけど、
私は息子には、何らかの自覚を持って学校を選び、
そこを受験するために自主的に学習してほしいと願ってきた。
もちろん高専に行ってくれるなら経済的な面でも大助かりだし、
進学にしても就職にしても有利になるし、
学校が遠いことを除けばいいことずくめである。
で、実際に学校へ行って自分でどんなところか見て、
「ぜひ通いたい」のか「普通科でいいや」と思うのか判断させるため
2年のうちに見学の機会を設定するつもりでいた私。
中学校を通じて申し込む夏休みの体験入学は
抽選にはずれてダメだったのだが、
高専のHPを見ると年に数回の見学会と
11月にオープンキャンパスを開催しているということがわかった。
「高専ってこういうところなんだよ!」とわからせてくれるのは
短時間の見学会よりもやっぱりオープンキャンパス。
今回は個人で申し込めるので
受付開始のお知らせを見逃さないようにと毎日チェック。
10月半ばに受付が始まってすぐに申し込んでおいた。
電車だけで約1時間半、それも見知らぬところへ
中2のたよりない息子ひとりで行かせるわけには行かないので
私も行こうとシフトを組むときにしっかり休みを入れていたし、
前日に駅から学校への地図をプリントアウトし、
電車の時間と乗り継ぎを調べていざ!という感じで挑む。
土曜日、仕事に行くよりも早く家を出ることになるので
1時間早起きした私と息子。
洗濯したり朝食をとったり、やることはいつもと同じだけど
ちょっと緊張して、ちょっとワクワクして
たまにはこういう経験もいいものである。
‥まだ出かける前だけど今日はここまで。
November 09
最近仕事のことで頭からこの小さい体まで満タンになってて
こらあかん、ちょっと仕事から離れる時間を作らないと、
と思いながらも自主的にはなにもできない私。
先週金曜日は娘の高校の文化祭で、
委員をしている私には前日&当日のお手伝いという役割が。
今の状況では連休などよほどのことがないと取れないし、
さらに土曜には婦人会の社会見学と行事が続く。
最優先は土曜の社会見学なので、
連休をさけて木曜日、前日の準備を手伝うことにする。
PTAのバザーに出すために不用品があれば持参、
ということなので、
押入れや箪笥の中から売り物になりそうなものを探す。
アンサンブルで買ったもののカーディガンしか着ていないニット
同じくアンサンブルのタンクトップしか着ていないシャツ
あれだけ熟考して無駄なものは買わないようにしてるのに、
やっぱり箪笥の肥やしになってるものがあるやん。
着てないから傷んでなくて処分もできないままだったから
ちょうどいい機会かもしれん。
押入れにも景品の使わない食器やIHに使えない鍋があるので
この際一緒にバザーに出しちゃおう。
大きな紙袋がそこそこいっぱいになり、
こりゃ電車では持って行けないなと初めて車で高校へ。
会場の設営をして持ち寄ったモノを並べて値段をつける。
あまり馴染みのないかたがたとも、
作業を一緒にしながらだとあれこれ話ができる。
そうや、こういうこともたまにはしとかなあかんなぁ。
ここしばらく家と職場を往復するだけの毎日となって
こんな感覚すっかり忘れてた。
「門番」やってるのも(行けてないけど)
PTAの委員やってるのも、
「仕事だけ」な自分にならないためやったんやもんね。
すごぉく楽しいわけではないけれど、
いつもと違う場所で、違うひとたちと、
そのときだけの作業をするって、新鮮な感じ。
わずかな時間やったけど、
自分の中で閉めきってた窓がちょっと開いた気がした。
そして土曜日。
婦人会会員として見聞を広め親睦の機会を持つ、
という大義名分での「社会見学」を実施。
簡単に言うとバスツアーである(笑。
行き先は近江八幡‥
まずは日牟禮八幡宮の鳥居をくぐったところにある
クラブハリエで、できたてバームクーヘンを購入。
行楽日和の土曜で30分待ちは覚悟かと思われたが
時間帯が良かったのか10分程度並んだだけ。
そして周辺を散策‥とは言えないか、
メンタームでおなじみの近江兄弟社の建物を見ながら
丁稚ようかんを買いに行っただけで集合時間になっちゃった。
昼食に近江牛の懐石を堪能したあとは
本日のメイン・水郷めぐりへ。
「日本でいちばん遅い乗り物」と紹介される船は
以前この地で田んぼへの行き来や
収穫したものを運搬するのに使われたという平底舟である。
船べりに背中をつけるようにして互い違いに向き合って
足を伸ばして座りバランスをとる。
私たちが乗った6人乗りの船を船頭さんが漕いでくれて
波のない水路をゆっくりゆっくり進んでいく。
‥静かである。
手漕ぎなのでエンジン音がない。
船頭さんが案内してくれる声を除けばしん、と静まり返っている。
目線は意外と水面に近く、
暖かい日差しが船べりにもたれた背中を照らす。
船の揺れがまた心地よく、
黙っていると眠ってしまいそうになる。
「せっかくだから、どなたか漕いでみませんか」
船頭さんのお誘いに誰も反応しないので、
じゃあ私が、と立ち上がって船尾に向かう。
いきなり立ち上がったので船がおおいに揺れ、
きゃぁきゃぁひとしきり騒がせてしまったというおまけつきで。
櫓を握るのは初めてだけど、
船頭さんの言うとおりに押して‥返して引いて‥
あら私でも船が進んでる。
「強く押して」と言われて強く押すと船の向きが変わる。
もちろん船頭さんがサポートしてくれてるのだけど、
ぐいっと櫓を押すと船の舳先がすうっと右に向く。
おもしろ~い。
いやいや、なんでもやってみるものである。
観光地をめぐるわけではなく
急流下りのようなスリルもなく
見えるのは水と葦と魚を捕る仕掛けとか水鳥くらい。
ここでしか味わえないのんびりした時間
それがここの魅力なのかもしれない。
今の私にはちょうどよかったかも。
あたたかい、見事な行楽日和だったのはよかったけど、
みなさんそういう日にはお出かけになる。
行きに渋滞を回避するためコース変更したため延着し
帰りは事故渋滞が2箇所でひとつめは玉突き衝突。
帰着時間が大幅に遅れそうなので
もう1ヶ所立ち寄るはずだったところをキャンセルして
大急ぎで帰ることにする。
婦人会のメンバーということは
みなさん主婦なので、夕食の支度や家族が気になるのよね。
ふたつ目の事故渋滞を抜けると嘘のように流れる車の列。
結局当初の予定より30分遅れで集合場所に帰り着き、
やきもきしたかたもいらっしゃるだろうけど、
運が悪ければ
あの玉突き事故の中の一台になってたかもしれん、と思うと
30分遅れても無事だったからいいじゃない!
1ヶ所行けないところもあったけど
また別の機会に行けばいいじゃない!
終わりよければすべてよし、楽しい社会見学であった。
間に仕事の一日をはさんで、とはいえ
休日の2日をこうして活動的に過ごしたのは久しぶり。
今週も木曜と土曜の休日はお出かけの予定が決まっている。
体を休める日にはならないけど気分転換できるし
先行き不安な職場のことから離れる時間が
とても貴重であり必要な今日この頃、
楽しめるときは楽しく過ごそうっと。
November 05
現在プロパンガスと電気併用の我が家。
このあたりは都市ガスも来ていないし今後の予定もなく、
新築の家はオール電化にするつもり。
オール電化に賛否両論あるのは承知しているが、
昨今のプロパンガス料金の変動や、
ガスの将来を考えるとあえてガスを選ぶこともないかと。
どちらにしてもいろんな視点で見ると
それぞれメリット・デメリットがあるのだから、
「良い・悪い」ではない選択で電気に。
で、台所はIHクッキングヒーターとなる。
我が家の鍋を見てみるとIHでも使えるのは2個だけ。
それも普段使っている中では1個しかない。
もうひとつは形が使いにくくてほとんど使ってないから
IHになったからといって今後活躍するとは思われへん代物。
お気に入りの中華鍋は鉄製で素材は大丈夫だけど
底の平らな部分が小さいのできっとダメ。
真夏以外は大活躍で冬は毎日使う土鍋もダメ。
カレー用の煮込み鍋も、
さらに大きなおでん用の26㎝の深鍋もダメ。
もちろん毎日使っているゆきひら鍋もダメ。
‥鍋、買わなあかんなぁ。
おでん用の巨大な鍋は急がないけど、
ゆきひら鍋と中華鍋とフライパンと、
それから私はやかんを普段使わないので
お湯沸かす鍋も要るのよね。
唯一「使える」鍋は麦茶専用なのでそれはそのまま麦茶用。
子どもたちが「大人の量」を食べるようになって
一回に作る分量が多い今は
やっぱり大きめのカレー鍋もほしいしなぁ。
ということで、
最近パソコンでIH用の鍋フライパンの情報ばかり見ている。
勤務先のスーパーでもIH対応の鍋を置いてるし、
けっこうお安いのだけれど、
今回は「間に合わせ」じゃなくて「一生もの」を買いたいので
いろいろ調べてじっくり検討しているのである。
参考にしているのが
愛知県豊橋市にある料理道具専門店「TAKATSU:タカツ」
が運営しているサイト「フライパン倶楽部」。
200V電化鍋というカテゴリーでまとめられていて
その中でメーカー・種類別に選べるので見やすく、
使用者の声がたくさん掲載されてるので
それぞれの鍋の使い勝手や違いもわかる。
最初は「通販生活」で見た「クリステル(フランス製)」の
Lシリーズの蓋の形状が非常に気に入って ←蓋だけ
お高いけど買おうかな‥と思っていた。
我が家の「麦茶用」と「お湯を沸かす用」鍋は
どちらも18㎝の片手鍋で蓋がフラットな形状。
つまみが上に飛び出していないので
蓋をしたままの鍋の上に鍋をもうひとつ、
とかざるに入れた食器を、とか重ねて置けるのである。
夕食後洗ってざっと水を切った食器を金属製のざるに入れ、
蓋をした、作りたての麦茶の鍋の上に置く。
下の鍋からの熱を利用した食器乾燥機、というわけである。
けっこうすぐ乾くので気に入ってるし、
こういう鍋がないと食器が乾かせないじゃない(笑。
でもクリステルは鍋底の形状が鋭角で洗いにくいかな。
「洗いにくい」は面倒くさがりの私には大きなマイナス、
普段使っていない鍋はたいがい「洗いにくい」からなのだ。
フライパン倶楽部に掲載のいろんな鍋を見ていて、
クリステルと比較検討した結果‥とか、
クリステルの使いにくさを解消‥
という内容の使用者の声に気持ちが傾いているのが
宮崎製作所の「十得鍋」である。
十得鍋は鍋のふちを広くしただけの一体型持ち手と、
クリステル同様取り外し式のハンドルがあって
両手鍋にも片手鍋にもなるので使い勝手もよさそう。
なにより鍋底のカーブがゆるやかで、
くるくるっとボウルのように洗えそうなのが気に入った。
日本製だしクリステルの半額以下というお値段も◎。
クリステルの深鍋18㎝・20㎝ふたつと取っ手購入分で、
十得鍋16㎝・18㎝・20㎝のセットに加えて
土鍋がわりの25㎝の浅鍋、
同じくフライパン倶楽部で見つけた鉄の中華鍋と
別メーカーのゆきひら鍋の6点買えるくらい価格差がある。
やっぱり私にはクリステルは買えないわ(苦笑。
こんなことを考えながら
「今ある鍋リスト」と「買いたい鍋リスト」を
エクセルで作って横に並べて見比べて、
最低限今と同じことができるだけの鍋を検討中。
私は自宅にずっと住み続けているので
結婚するときに家具も家電も食器も鍋も、
ほぼ何も買う必要がなかった。
そういえば姉は鍋やら食器やら家電やら家具やら
いろいろ持って嫁に行ったっけ、
こういう作業は「嫁に行く」ときに自分が、
または母親が、もしくは一緒にするもんなんやな、きっと。
実家をはなれてひとり暮らしという経験もない私には、
遅れてその機会がやってきた、ということで
仕事や家事から解放された時間を、
鍋ばかり見て過ごしている。
今回の新築でも家具も家電もできるだけ今のを使う。
工務店の友人が絶賛していた踏み台つきの
キッチンとおそろいのカップボードは買わないで、
古くさい食器棚を使い続けるつもりだし、
キッチンやユニットバスは
価格帯が決まってくるので選びようがない。
玄関引き戸もおしゃれなのはすごいお値段で、
カタログを見てもあんまり楽しくなかったけど、
鍋くらいならそこそこほしいものに手が届く、
ほしいものを選べるから楽しめる、のかな。
困るのがIHは「あぶる」ができないということ。
トマトの皮をむくには湯むきよりも
直火であぶるほうが手っ取り早くてラクだったし、
食パンも自分の分1枚なら金串に刺して直火で。
それって今後はカセットコンロ出さなきゃならんの?
面倒くさがりの私、毎回カセットコンロを出すとは思えない。
「そのとき」の私がどう判断するか楽しみでもある。
