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    August 10

    777

    やっと梅雨が明けたというのに、
    たった2日ほど晴れただけで不安定な天気が続く。
    大雨の被害を新聞で目にするのも痛ましい。
    私の住むところでは氾濫するほど大きな川もなく、
    狭い川や水路の水かさが増える程度ですんでいる。

    日曜は私が休みでめずらしく夫が仕事。
    午前中にちょっとした買物をすると
    合計金額が「¥777」でなんだかいいことあるかも、
    と鼻歌まじりで帰宅。

    しかしそうはいかない。
    息子の通信教材の会社から電話があり、
    何かと思えば「6月から提出がありません」
    なに?
    あわてて息子を問いただす。
    ‥残念ながら事実であった。
    春のあの「やる気」はどこへいった?
    ちゃんとやってたら期末テストもうちょっとできたはず。
    何のために大金払ってやってるんや。
    活用せえへんのやったら毎日500円ずつ
    捨ててることになるんやで。
    学校の夏休みの課題も進んでないのにどうするねん。
    夏休みは日中ゲームもテレビも禁止やね。
    夫の作業服を繕いながら淡々と息子に告げる。

    さらに雨が上がったからと
    自転車でバイトに出かけた娘が帰る時刻には
    また降りだしてけっこうな雨量。
    おまけに途中娘がスーパーの前を通過中に
    駐車場に入ろうとした車に引っかけられて転倒。
    あたったところが曲がって前輪を押し自転車が動かない。
    あてた車は逃げてしまったらしく、
    近くにいた親切な女性が自転車の具合を見てくれたり、
    車で家まで送ってあげようかとまで言ってくださった。

    「自転車どうしよう」と電話してきた娘。
    動かない自転車はスーパーに声をかけて
    自転車置き場に置かせてもらうよう指示。
    娘はそのあと、
    そこからすぐ近くに住んでいる義姉のところへ行くと言う。
    助けてくれた親切なかたにお礼を言って‥
    と言うと「それくらいわかってるよ」と生意気な返事。
    自転車を取りに行くにも夫の車がいるし、
    さしあたって私ができることは何もない。
    鬱々とした気分で午後を過ごす。

    娘は義姉に送ってもらって帰宅。
    夕方帰宅した夫に自転車を取りに行ってもらい、
    さて次のバイトはどうやって行くんやろ。

    考えてみれば
    息子の件は、夏休みの後半を計画的に過ごす
    いいきっかけになったのかもしれないし、
    娘もケガがなくてよかった。
    やはり朝の「¥777」はいいことの兆しだったのかも。
    と無理やり軌道修正を試みる。

    ‥やっぱり無理があるか。

    June 12

    割れる

    火曜日、店長に水曜日の勤務延長を依頼され、
    まぁ水曜は門番のない日だし、と承諾。
    通常2時までのところ5時までの勤務となった。
    水曜日の終業後買物をすませて帰る途中、
    国道から道幅の狭い府道に入ってあと100mくらいで自宅、
    というところで対向車を避けるため左に寄った。
    もちろんいつもの行動である。

    しかし微妙に寄りすぎたか左のミラーが電柱に接触。
    バシッという音とともに瞬時にたたまれたミラー、
    そして窓とたたまれたミラーの間に見える破片。
    ‥うわ、割れた。
    停車するのも危険なのでとにかく家に帰ろう。
    家の前に車を停めてからあらためて見ると、
    ボディと同色のカバーもなくなってて、
    ミラーの形をした黒い「骨」があるばかり。

    いつも府道からバックで我が家の敷地に入れ、
    さらに向きを変えてバックでガレージに入れる。
    道路から敷地へは普段どおりだけど、
    その位置から頭を振って左に90度方向を変えてバック‥
    これがうまくいかない。
    毎日毎日同じことをしているのに、
    左のミラーがないと運転はこんなに難しいのか。
    寄せる幅がつかめなくて
    ガレージ入り口に骨だけになったミラーを引っかける。
    先ほどとは逆に折れたミラーを直しながら苦笑い。

    確かに、いつも左のミラーで幅と向きを見てる。
    ガレージの奥に置いてあるものがこう見えたら、
    そこからハンドル戻してまっすぐ‥ってやってる。
    右のミラーやバックミラーでは全く感覚が違うもの。
    苦戦して車をガレージに収め、
    家に入るなり夫に「Yくんに電話して!」と頼む。
    Yくんは夫の高校の同級生で、
    自動車販売・修理業を個人で営んでおり、
    我が家の車のことは彼に全部おまかせなのだ。

    私は今の車に乗るようになってからはぶつけてなくて、
    乗れなくなったのは
    今年のはじめにエンジンがかからなかったあの日だけである。
    他には‥アンテナを2回折ったな。
    1回はガレージのシャッターが上がりきってなくて
    入れるときに引っかけて曲がったところから簡単に折れた。
    2回目は門番に行った小学校で。
    時間がなくて職場から車で直行し、
    校庭に乗り入れて端に寄せたところ木に引っかけた。
    どちらも前進なら折れていないはずだが、
    バックでアンテナの先が引っかかったため見事に折れたっけ。
    まぁアンテナはなくても乗れるから平気だったけどね。
    オイル交換や車検の他に、
    こんなことでちょくちょくYくんにはお世話になっている。

    夫からの電話に「今度はなに?」と思ったでしょYくん。
    急いでミラーを取り寄せて翌日か翌々日だという。
    ちょうど翌木曜は休みなので乗らないことに決めた。
    娘の携帯電話を、娘には内緒で受け取りに行くのだが、
    これはきっと神様が車で行くのはやめなさいと言っているのだ。
    時間があるのでバスと電車で行こう。

    で、木曜は洗濯を2回終えた後バス停に向かう。
    40円節約するために早めに出てひとつ先のバス停まで歩く。
    乗り継ぎ、待ち時間を含めほぼ1時間かかって到着。
    受付で担任の先生を呼んでもらい、
    少しだけ話をして5分くらいで学校を出る。
    もちろんまた1時間かけて帰るのだ。
    持ち帰った電話はすぐには娘に渡さず夫に預ける。
    夫が娘の行動を見て、渡すかどうか決めることに。

    ミラーの入荷は金曜日。
    ミラーなしの車に乗るのはあぶないので
    通勤は自転車か‥と思っていると、
    家にあった鏡を夫がミラーの位置に
    ガムテープで固定してくれた。
    見え方はかなり劣るし、
    動かせないのでいつもの位置が見えない。
    まぁほとんどついてる意味がないくらいだが、
    ないよりマシ、というもの。
    「とりあえずある」のでやっぱり車で通勤することに。

    そして今朝、夫が娘に、
    「昨日お母さんが電車でもらいに行ってくれたんやで」
    と言いながら携帯を渡している。
    さすが娘に甘い父親である。
    まぁいいか、携帯なしの機嫌悪い娘もうっとうしい。
    これでとりあえずは機嫌よくなるやろ。
    私は「あの」ミラーで無事に仕事に行って帰ってきたし、
    今日のうちにYくんが来て交換してくれるはず。

    ひとまずこれでよし。

    ミラー

    後刻
    先ほどYくんが来て、
    にこやかに手早くドアの内張りをはずし、
    ささっとミラーの交換をしてくれた。

    部品代 16000円!!!

    泣く泣く支払いましたとさ。

    June 09

    効きめなし

    いい流れが続きますように‥との願い叶わず、
    今回はまた「えらいこっちゃ」である。

    せっかくがんばって合格した高校で、
    せっかくバイトして手に入れた携帯電話を、
    「担任お預かり」になった娘。
    早い話が校内使用ルールを守れず、
    授業中にさわっているのを見つかって没収というわけ。

    中間テストで早速欠点をとっているし、←おいおい
    遊びやバイトで家にいないから部屋は散らかし放題。
    これはちょっと‥と思っていたところへの担任からの電話。
    本人には返却せず、保護者が受け取りに行くまで返しません‥
    要は保護者呼び出しである。
    この決まりは入学説明会でも入学式でも聞いた話なので、
    私もよくよく承知しているのでそれについては問題ない。
    さっさと受け取りに行くのは娘のためにならん、
    ここは娘の自覚を促すためにも厳しくしないと。

    娘はこういうときに、
    私がすんなり受け取りに行くなどと思っていないので、
    「どうせ取りになんか行ってくれへんのやろ」と
    当日バイトを終えて遅く帰ってきたあともすねたような態度で
    一向に反省の色が見えず親として非常に神経を逆なでされる。
    自分が悪いとわかっているくせに何をふくれとんねん。
    あのなぁ、高校に行ってくれと親が頼んだわけではないんやで。
    自分が行きたい言うて親の脛をかじってるにもかかわらず、
    その学校のルールを守れないとはどういうことや。
    せなアカンことを後回しにして遊びとバイトを優先させてる
    今ののんきな生活を続けさせるわけにはいかんぞ。
    ルール守られへんような学校やったら行かんでいい!
    ‥と言いたいところやけどまぁそういうわけにもいかん。
    勉強する時間なくて欠点とるんやったら
    バイトか部活かどちらか辞めるしかないんちゃうか。
    バイト辞めたら電話代払われへんから解約やし、
    遊びに行くにもお金ないから行かれへんのやで。

    日頃言わずに飲み込んでる苦言をとりあえず並べてみる。
    あ、子どもの成長を促すにはこのやり方はダメだそうである。
    わかっちゃいるけど私の気がすまないんやもん。
    すねてもふくれてもどうにもならん、
    と娘が自分で認識するのにずいぶん時間がかかったが、
    最終的には自主的に意識改革する、というところで落ち着いた。
    今まで叱られてもどんなに言われてもできていないことが、
    すぐにできるようになるとは思えないけど、
    努力して実績を積んで、
    これまでのマイナス評価をプラスに変えていくしかないんや。

    まぁしばらく様子を見ていくしかない。
    娘はもちろんしんどいと思うが、私もしんどいんやで。
    あんまり怒らさんといてや。

    May 23

    親心?

    今日職場でバタバタしたのは一本の電話から。
    インフルエンザ騒ぎの前に求人に応募してきた高校生で、
    面接後残念ながら不採用、となったかたがある。
    そちらのお母様からその件について伺いたい、
    との電話に店長が休日なので「どういったお話で?」と私が応対した。
    詳しい内容はさておき、
    結局お母様は息子が不採用になったことに不本意で、
    そこから矛先が変わったのか、
    当社が送付した「不採用通知」の文面について、
    「こんなに人を見下したとんでもない内容の文章を、
    あなたは何も感じないまま送りつけるのか」とのご意見。

    今手元に現物がないので正確には記せないが、
    適正試験と面接の結果残念ながら‥という簡潔な文章で、
    それ以上でもそれ以下でもない、まぁそんなものであろう、
    と私は思う。
    あぁもちろん受け取り方によって違うとは思いますが、
    それでもそんな風にお取りになるのですか、
    さらに関係ない私にまでそのようなことを‥
    というオハナシを延々と聞かされ、
    挙句の果てには「本社に電話します」とおっしゃった。

    後刻本社から事実確認とその対応について何度も電話があり、
    ほぼ一時間私はそれにかかりきり。
    日常業務が進まないことに加えて、
    やはりそのお母様のおっしゃりようについて考えてしまう私。

    これまでもアルバイトの求人への問い合わせで、
    本人でなく母親というパターンはまず間違いなく男の子。
    不採用の不満をこんなにストレートにぶつけられたのは
    もちろん初めてだが、どうも母親は男の子に過保護である。
    そんなに頼りないのかしらんが、手出し口出ししすぎじゃないか。
    1人の枠に応募が1人ならもしかしたら採用されたかもしれないが、
    数人のうちで選考するならいちばん条件に合う人が採用になるのだ。
    不採用にはそれなりの理由があるのだし、
    それであなたの息子のすべてを否定したわけではないんだよ。
    ‥と電話では直接言えなかったことを思い巡らす。

    私など、なるべく子どものことに関わらずにすむように‥
    なんて考えているのに、こんな親もいるのだ。
    しかし「対外的にこういう発言をする親」を持つと、
    子どもはかわいそうである。
    子どものことを思っているようで、実は自分の気がすまないから‥
    それって自己満足じゃないのか。
    親のせいでと言いたくはないが、結果子どもの評価が下がる、と思う。
    あなた、子どもの足を引っぱってるよ!
    まぁ本人はそんなこと思いもよらないのだろうが。

    今週は新型インフルエンザ騒ぎでいろいろあったのと、
    それ以前からあるなんやかんやと、
    今日のこのトラブルに関してほかにも‥
    就業中も終業後も、

    あぁむしゃくしゃする!!

    これは気晴らしに何か、と思い、
    むしゃくしゃ解決には「むしゃむしゃ」かなと帰りに店内を巡る。
    しかし悲しいかな、
    日頃そういうストレス解消手段を行使していないので、
    いざ何か、と思っても自分のためには何も買えず、
    結局子どもの昼食用にレトルトのカレー、
    子どものおやつにフルーツゼリーを購入して買物はおしまい。
    帰宅したら息子が何やかやと話しかけてくるので、
    少しは気が紛れたが、
    夕食の支度をしながらも気分は晴れない。

    やっぱりあかん。
    むしゃくしゃ継続中。

    これはもう、「家出」するしかない。
    以前ひとりでふらりと飲みに出かけたことを思い出す。
    家族の食事を用意し終え、私は食べずに「家出宣言」をする。
    着替えてバスに乗り、最寄り駅近くの居酒屋へ。
    家ではない場所でひとりで、
    私のために作られた料理を食べて焼酎を飲む。
    3000円の贅沢である。
    これで歩いて帰ったら、酔いと適度な疲労でぐっすり眠れる、
    と思ったのだが、
    友人と飲むよりは早いピッチで焼酎の水割りを3杯飲んだので、
    ちょっと歩くのが億劫になった。
    時間も早いのでバスに乗り、3つ手前のバス停で降りる。
    半分以下だけど、少しは歩きたい。
    20分歩いて帰宅し、こうしてPCに向かっている。

    明日は仕事が休みである。
    娘の高校のPTA総会に出席予定であったが、
    休校のため総会も延期。
    休む理由もなくなったが変更もできない。
    夜には婦人会のお役目で、
    市民協議会の総会に参加することになっている。
    せめて日中はのんびり休みを満喫するとしよう。

    May 19

    非日常

    新型インフルエンザ対策で、
    娘の高校も息子の中学も日曜まで登校禁止となっている。
    息子は昨日登校はしたものの授業はなく昼過ぎに帰宅した。
    自習などしながら市教委の決定を待っていたようで、
    保護者向けお知らせと
    中間テストの範囲プリントをもらいに行ったようなものである。
    高校からは昨日担任の先生から電話があり、
    続いて今日郵便で休校のお知らせと、
    生徒の健康調査・中間テストに向けての教材が届いた。
    娘は昨日学校近くで休校を知り、
    友達と合流して夕方まで遊んできたし、
    今日は家にいると思ったら友達が来ている。
    高校生が学校の思うようにおとなしくなどしているわけがない。

    今朝出勤すると店としての対策が掲示されていて、
    全従業員マスク着用、となっている。
    しばらく前からこのために従業員用マスクが準備されていて、
    着用の細かいきまりごとも明文化されている。
    店に出ることのない裏方の私も同様、
    マスクを着用しているが、
    店中不審な人物だらけの異様な光景はなんとかならんもんか。

    登校禁止・自宅待機となっている高校生は、
    アルバイト勤務も当社では禁止となり、
    シフトを組んでいた学生に「来るな」と連絡をしている。
    おかげで夕方のレジや品出しは非常に人員不足である。
    学生アルバイトの求人に対する応募者もいたが、
    自宅待機中の学生に面接に来いというわけにもいかず、
    とりあえず最短で来週の月曜までは話が進まない。
    売場のマスクは品切れで入荷日未定状態。
    問い合わせの電話ばかりかかってくるし、
    何度電話をかけてきてもないものはない。

    あぁえらいことになった。
    平凡でも、とりたてて楽しいことがなくても、
    「日常」のありがたみを実感する。
    つまんない毎日でも、こんな日々よりマシ。
    早く「日常」に戻りたいものである。
    まぁ戻ったら戻ったで、
    すぐにありがたくもなんともなくなるのだが。

    April 21

    水害 2

    昨日あれだけ大騒ぎして、
    結局騒いでも何してもあかんもんはあかん!
    とあきらめて眠りについた。
    今朝起きると夫が「排水溝に何かした?」と訊くので
    「いや何も」‥見に行くと溝は底の泥が露出している。

    夜中に何があったんや!
    水なんにもなくなってるやん!

    排水溝の中で栓になっていたもの、(たぶんボール)が
    昨夜のうちに位置が変わったのだろうか。
    とりあえず緊急事態は脱した。
    水道屋さんに来てもらうことはない、と同級生に電話。
    リフォームの件はまた日をあらためてお願いすることに。

    で、仕事を終えて昼過ぎに帰宅すると、
    また少し溜まっている。
    まだ水位はそれほどでもないが朝よりは上がっている。
    う~ん、どうなってるんやろ?
    まぁ考えても仕方ない。
    また満水状態になればバケツを動員するさ。
    小心者のくせに楽天的な私。
    なんとかなるやろ。

    April 20

    水害

    戦後すぐに古木を使って建てられた我が家。
    土壁に重たい瓦・五右衛門風呂に台所は土間、
    レトロな‥とは言いがたい使い勝手の悪い家である。
    台所の土間隅には裏手の溝につながる穴が開いていて、
    その穴付近にシンクからの排水ホースの先がきてればOK、
    というレベルの構造で、
    流し台を替えたときも排水を接続することなく置いただけ。

    そんな台所の排水に危機が訪れた。
    台所の排水が流れ込む裏手の溝から、
    家の表側に流れる川に通じる別の排水溝がある。
    あ、下水道がまだ完備されていないので、
    このあたりの生活排水は川に直結なのである。
    しばらく前から溝の水位が異常に上がるときがあり、
    「これはちょっとおかしいぞ」と思っていて、
    上がったり下がったりだったのでなんとか使っていた。
    休日の今日、洗濯物を庭に広げて干したりしながら、
    何度も横目で水位の上がった溝を見ているうちに、
    どうも気になってきて、シロウトながら調べてみることに。

    溝の水位は排水溝がすっかりかくれるほど上がっている。
    なにか詰まっているのか、
    と家にあるホースや太い針金を差し込んでみると、
    2メートルちょい先で止まる。
    やはり何かある。

    家の表側を流れる川は、
    コンクリートで覆って歩道になっているが、
    一部鉄板のふたがのっているところがあるので、
    ふたをはずして中に入ってみることにする。
    ひとりでは危険なので、息子の帰りを待って協力を要請。
    鉄板のふたをはずしている間、誰も落ちないように、
    また私に何かあっても(ないとは思うが)助けてもらえるよう、
    見張りをかねて息子に歩道の開口部にいてもらうのだ。

    明るいうちにやらないと。
    汚れてもいいジャージに長靴姿でいざ出陣。
    鉄板のふたはなんとかはずせたので川に下りる。
    幸い流量は少なく、長靴の甲までくるか、というくらい。
    幅は1メートル以上あり、
    上が歩道で平らなのでトンネルよりはずいぶん広い。
    チビの私でも頭を下げないと歩けないが、
    ところどころに穴があるので光が差し込み、
    思ったほど視界も悪くない。
    映画などで見た「下水を逃げる場面」ってこんな感じ。

    開口部からこのあたりか、と推測した位置に、
    やはり排水溝の出口があった。
    裏手の溝とつながる位置からするとずいぶん低いので、
    家の下の地中で傾斜しているようである。
    さきほど溝のほうから差し込んだホースや針金を、
    今度は出口側から差し込んでみる。
    ホースはどんどん入ってゆき、全部入ってしまった。
    じゃあそれより長い針金は。
    なぜかホースの半分も入らずに止まってしまう。
    う~ん、
    ホースが入る、ということは出口で詰まってるんじゃない。
    やっぱり溝から2メートルちょい、あの位置に何かある。

    わかったけれどシロウトではどうしようもない。
    川から上がって息子とふたりがかりでふたを閉める。
    溝の水位は朝よりも上がっていてほぼ満水である。
    これは本気でどうにかしないと。

    ‥もしかして‥
    以前わんがいたとき、小屋の横にころがっていたボール、
    わんの小屋を片付けてしばらくして、
    溝に落ちてるのを見たような‥
    もしあれが排水溝に流れ込んでたのなら‥
    ボールと排水溝のすき間からすこしずつ排水が流れて、
    水位が下がるときがあったのかも。
    私がホースや針金を突っ込んだから、
    わずかにあいていたすき間がふさがってしまったのかも。

    あぁもうそうとしか思えなくなってきた。
    これはプロにお願いしないとどうにもならんぞ。

    昨年の祭の日に同級生に会ったのを思い出す。
    彼女とは同じ町でわりと仲良しで、
    幼稚園から高校まで一緒で、
    同じ高校の同級生と結婚して他市に住んでいる。
    ご主人の家業が建設会社で、
    次男なので昨年独立して工務店をやっていると聞いた。
    建築関係!工務店!プロやん!
    とりあえず彼女に電話してみよう。

    昨年独立したときにもらった、
    引越しを知らせるハガキをひっぱりだし電話する。
    普段は会うこともなく、祭でちょっと話すくらいなのに、
    やはり幼い頃からのなじみであるためか
    すぐに手配をしてくれるところがありがたい。
    早速明日ご主人と水道屋さんが見に来てくれるという。

    夕方からの台所の排水はシンクに流さずにバケツにため、
    直接川に流すことにした。
    普段使わないので「洗い桶」がない我が家。
    いちばん大きなボウルで何度も水をバケツに移す。
    水を使う量が少なくてすむように、
    夕食は一皿メニューのカレーにした。
    作って洗い物をして、翌朝のお弁当用のお米を洗って‥
    あぁこんなに水を使うんや。
    今日は極端に少ないはずなのに。

    まさかこんなことになるなんて‥などと考えても仕方ない。
    あの配水管は今日じゃなくても近い将来詰まっただろう。
    いつかは何とかしなければならない日がきたのだ、きっと。
    それが偶然今日だった、ということ。
    もうこうなったら、
    家全体のリフォームの相談もしちゃおうかな。

    March 06

    対決

    水曜のこと。
    前期入試に落ちた娘が後期の志望校を決めるにあたって、
    危険はあるものの志望校を受けさせることにした。
    「どうしても」という本人の希望と、
    「試験まで2週間本気でがんばる」という決意をくみとって、
    ということだったのだが、
    いざ懇談に出かけるにあたって不審な行動をとる娘。
    懇談のあと塾へ行く、と言うのだが、どうも様子がおかしい。

    これは何か隠してるな、と問い詰めると、
    塾へは行くけれどもその前に、
    友達の家に行くことにしていたらしい。
    「Kちゃんはもう受験が終わってるから
    自分がわからないところを教えてもらう」
    などと言い訳をする娘。

    たしかにそうかもしれない。
    教えてもらうのかもしれないけれども、
    今の時期、
    「本気」だと言うのならそんなことをしている余裕はない。
    親なら「友達よりも塾の先生にお願いしましょう」
    と考えるのが自然だろう。
    それを告げると娘は
    「なぜKちゃんに教えてもらうのがダメなのか」
    と食い下がってきた。
    私としては娘が「本気でやるからS校を受けさせてくれ」
    と言う以上、最大級の「本気」を示してほしいところ。
    友達との勉強はずいぶん「本気度」が下がるじゃない。
    もちろん却下である。
    それでもどんな理由があるのか
    「Kちゃんの家に行きたい」と必死な娘。
    その必死さは受験に向けてくれよとあきれる私。

    いくら言っても平行線の私と娘。
    懇談の時間も迫っているというのに、
    一向に解決しそうにない。
    最初は穏やかにと思っていたが、だんだん腹が立ってきた。
    玄関の土間で自転車に空気を入れている娘を、
    居間から見下ろす形で私は私の正論を怒鳴り続ける。
    さらにいつまでも自分の主張をわぁわぁ言う娘に、
    とうとうキレた私は上がり框を飛び降りて娘の胸ぐらをつかみ、
    「親があかんゆうたらあかんのや!
    本気や言うんやったらとことん本気でやらんかい!」
    と振り回したうえ平手で叩こうとした。

    あぁ大人気ない。
    ほんまに情けない。

    ほっぺたに平手打ちをくらわしてやりたかったが、
    メガネを割ってはいけない、とここで自制心が発生する。
    娘のは息子のメガネの倍ほどしたのだ。
    ほっぺたはあきらめて頭の辺りをぺちぺちと叩く。
    それでもメガネが床に落ちてどきっとする。
    さいわい固いところに激しく落下したわけではなく、
    メガネが大丈夫なことを確認して娘から手を離す。

    私の剣幕にしぶしぶあきらめた娘を連れて中学へ。
    危険でも志望校を受けることを告げ、
    落ちた場合の行動を確認して懇談はスピーディに終了。
    次は塾である。
    娘が行く時間に私も一緒に行って、
    「今から試験までの間、
    どれだけの時間こちらで勉強させてもらえますか」
    と塾頭に交渉するのだ。
    通常の受験対策に加えて先生の空き時間に教えてもらう、
    先生が空いていなくても自習という形で部屋を使わせてもらう、
    可能な限り始業前でも塾頭がカギを開けに来てくれる、
    との対応を塾頭から引き出して帰宅。
    これで娘は学校以外はほとんど塾で過ごすことになる。

    早速水曜から開始である。
    18:30に終わるところを20:30まで延長。
    木曜は学校帰りに塾へ行き、21:50まで。
    娘はここまでやってこそ「本気」なんだとわかっただろうか。
    塾の費用の上乗せと、
    もし後期も不合格だったときに私立に行かせるのか、
    も含めてしばらくお金のことばかり考えなきゃならん。

    水曜に塾での交渉を終えて帰宅し、
    夕食の支度をしていた頃から首と肩のあたりが痛み出した。
    左手で娘の胸ぐらをつかんで振り回した‥
    つもりであったが、どうやら私が振り回されていたのか。
    ムチウチとはこんな感じかも、という痛みである。
    木曜の仕事が心配だったが、
    慎重に動きながらややゆっくり業務をこなす。
    体張ってKちゃん家に行くのを止めたけど、
    もう今後こんなことしたらあかんな。
    子どもふたりとも私より大きいんやもんね。

    これが最後の対決‥であることを願う。

    September 30

    次々と 木金連休編

    月火水3日間でほぼ5日分の勤務をこなし木曜は休み。
    「どうしてもしなければならない」ことは何もなく、
    「やっておきたい」ことはパンの買出しとヨガ教室に行くこと。
    あとは多目の洗濯や日常の家事である。
    夫と子どもを送り出してひさしぶりにのんびりした朝を過ごし、
    のんびりと昼食をとり、午後はヨガ教室に。
     
    平日に休みがあるのは私に合っている、と思う。
    私の「のんびり」は、「家族の誰かを気にすることなく、
    家事に追われず好きなことをしていられるとき」なので、
    基本的にひとりの時間が「のんびりタイム」である。
    いくら毎週日曜日休みでも、
    日曜はなかなかのんびりできないものなのだ。
    いつも木曜の午後ヨガに通っているが、
    10月は木曜日に中学校の予定がいくつかあって、
    それ以外の日は小学校も「門番」にも行きたいのでヨガは休むことにした。
    9月も結局2回しか行けなかったけど、
    「行かなきゃ」と無理するのもよくないので、
    行ける月に行ける分だけ行こうと思う。 ←先生にはご迷惑をかけてしまうけど
     
    さて翌金曜日は中学の体育祭。
    木曜の時点で天気予報は午前中雨である。
    雨なら翌週の火曜に延期なので仕事のシフトが確定できない。
    この金曜日は店長不在だったので、
    本来は私が12:30まで、そのあと先輩が20時まで、となる。
    しかし当日朝の決定まで、
    私が休むのか延期で火曜日に休むのかが決まらない。
    とりあえず先輩に朝から出勤してもらって、
    開催なら私は休み・延期なら午後から出勤して火曜日休み、
    それを決まり次第電話で連絡、という中途半端なやり方となった。
     
    金曜日、朝起きた時間は降っていなかった雨が、
    子どもたちの登校時にはポツポツ降ったり止んだりしはじめた。
    どうかなぁ、と思っていると開催の連絡が。
    降るのにやるんかい。
    ちょっと降るくらいなら、やってくれるほうがいい。
    私はどちらかというと後者であったので、
    いそいそと出かける準備をして先輩に開催の電話を入れる。
     
    学校に行ってみると、
    相変わらず細かい雨が降ったり止んだり。
    なんとかこの程度で‥との願い叶わず、
    途中強い風に雷とともに大粒の雨が降りだした。
    綱引きを中止して、子どもたちは体育館に避難。
    しかし入るのに時間がかかって入り口前で並んでいるうちに、
    ほとんどの子がびしょぬれになってしまった。
    最後の数人がまだ体育館に入ってない段階で小降りになり、
    泥沼と化した校庭で綱引きの続きを再開。
    さらにもう一回同様の土砂降りがあって、池のようになった校庭。
    わざと転がって泥だらけになる男子。
    うわぁ‥えらいことになった。
     
    時間をオーバーしてなんとか午前の部を終え、お昼の休憩に。
    小学校では親子一緒に校庭や体育館などで食べたが、
    中学校では子どもたちは教室で持参のお弁当を食べる。
    私はいったん学校を出て、一緒に見に行っていた友人の家で。
    友人も「延期なら仕事」は同じ立場である。
    「延期してもお天気の保障はないから強行したのは正解かもね」
    「午後はもう降らないみたいだしね」
    と言い合い、お弁当を食べてからまた学校へ。
     
    午後はもう降らずに‥
    天気予報では午後の降水確率はごく少なかったし、
    途中までいけそうな感じだったのに、終盤でまた降ってきた。
    うちの中学は3年生だけフォークダンスがある。
    私たちの頃は小学校のときから毎年ダンスをしていたけれど、
    最近は小学校でフォークダンスはやらないし、
    中学校も3年生だけである。
    最後のダンスの頃にはかなり大降りになってきた。
    マイムマイム・オクラホマミクサー・コロブチカを雨の中踊る。
    アンコールでオクラホマミクサーをもう一度。
    そこでだんだん雨が強くなって、閉会式は中止。
     
    子どもたちがぞろぞろ教室へ戻っていくのを見ながら、
    一足先に帰ってお風呂の準備をしてやらなくちゃ、と帰宅。
    昨年は体育館前のコンクリートの段々に座って見たが、
    今回は体育館のベランダでずっと立ったまま傘を開いたり閉じたり。
    降っていないうちは「疲れたら座ろう」と言っていたけど、
    あの雨では座るに座れず結局立ちっぱなしやった。
     
    19日に始まったバタバタが、これでようやく終結。
    次は10月10日に行われる中学校の文化祭、
    PTAの委員会で展示の準備や当日の監視・後片付けがある。
    そのあと23日のPTA社会見学の準備でまた少しバタバタかな。
    でも今年は子供会を「卒業」してるので、
    昨年まで走り回っていた祭の役割はないからその分ずいぶん楽である。
    とりあえずはやれやれ、終わった終わった。
     
    これを書いている今日は、
    延期なら体育祭を行うはずだった日である。
    今日は朝から一日雨が降っていて、とても体育祭はできなかった。
    やっぱり強行開催は正解やったんやな。
    September 29

    次々と 月~水曜日編

    冷蔵庫に前夜作ったカレーがあるし、
    ごはんは娘か息子、当番にあたってるどちらかが炊いてくれる。
    これで今日は大丈夫、と出勤する月曜日。
     
    先輩は3連休を取るときにはいつも私の都合を考慮してくれる。
    今回も先輩なりに「いちばん私に負担の少ないとき」
    を選んでこの3日に決めたはずだった。
    しかしいざシフトを組む時期になって、
    予想外の店長の「休日・研修・外出」予定が、
    この月水にあたっていることが判明。
    予想通りなら月・火はどちらも5時間半で、
    水曜が6時間半の計17時間半ですむはずだったのに。
     
    どうにもならないことにぶつぶつ言う気はないし、
    神様が今週は働きなさいと言ってるんやと気を取り直し、
    何事も起こりませんように、と祈りながら店長不在の月曜日を過ごす。
    1時間予定の休憩が30分強しかとれなかった以外はトラブルもなく、
    夜間の責任者に引き継いで帰宅。
    翌火曜日は祝日・彼岸の中日ということで店は忙しい。
    しかし事務的にはたいした影響もなく、
    多少遅くはなったが普段のペースで仕事も片付いた。
    おまけに帰りがけに朗報!
    翌水曜日、店長が日中は研修・夕方から外出予定となっていたが、
    研修は来月となり、朝から夕方18時までは店にいるという。
     
    これは大きな違いである。
    店長がいないと、
    電話・金庫番ほかいろんな業務が私ひとりにかかってくる。
    その状態で10時間半の勤務は精神的にきつい。
    日中店長がいると、「どうしても私ができないとき」は助けてもらえるし、
    何より10時間半、べったり働かずにすむ。
    私は精算業務ほか普段の仕事を14時までやりいったん帰宅、
    18時の店長の外出時間に合わせて職場に戻ることになった。
    これなら家事や夕食の支度ができるのでだんぜん楽。
    気を良くした私は、
    本来の勤務時間終了後に持ち込まれた仕事の依頼も、
    いやな顔せず処理することができた。
    つくづく単純な人間である。
     
    水曜日出勤すると、午前のレジ担当者が急に2人も休んでいて、
    その穴埋めに店長もチーフも必死である。
    そういう日は何かと重なるもので、夕方のバイト高校生も休むと言う。
    さらに些細なことがトラブルの引き金となる。
    私もその巻き添えで、ありがたいお客様からの、
    苦情と提言混在の電話を30分以上も聞かせていただき、
    そのタイムロスを取り返せないまま14:00に。
    また18:00に来るといっても、この状態じゃ帰れない。
    仕方なく業務延長し、
    少し買い物をして一時帰宅したのが15:00すぎ。
     
    まず昼食。
    しばらく新聞を読んでのんびり。
    17時半には家を出なくちゃいけないから、
    16時すぎに夕食の支度を始めよう。
    生協で購入する冷凍のカツオのたたきを解凍して切る。
    勤務先のスーパーで売っている生のものよりおいしい、
    と夫が言うので、お刺身の季節はよく使う。
    白菜ときゅうり・にんじんを細切りにしてしゃきっとサラダもつくる。
    私はカツオとサラダを一緒に塩コショウで、
    カルパッチョ風に食べるのがおいしくてお気に入りなのだ。
    汁物をつくり、リンゴをむいて冷蔵庫に入れ、
    あとを子どもに託して再度出勤。
     
    外出する店長を見送り、
    朝からの勤務でやり残した業務をこなし、
    夜間の責任者と交代するときになって、
    翌日の精算業務に必要な重要書類紛失の一報が入る。
    担当者はあちこち探しているので、
    私はデータの確認をしようと記録を引っ張り出す。
    はっきり言って私の仕事ではないが、
    事実確認はしておいたほうがいいし、
    翌日3日ぶりに出勤する先輩の負担を減らすことにもなる。
    30分延長して探したが書類は見つからず。
    確認したデータに先輩あての伝言をつけて帰宅。
     
    最初のシフトが3日間で26時間半。
    水曜日の一時帰宅と残業を差し引きして24時間、
    月火水で一週間の契約時間分を働いた。
    木金と今度は私が連休。
    希望したのではなく、もともと木曜が休みで、
    金曜日に中学の体育祭参観に行くため仕方なく「連」になった休みだが、
    私のシフトで連休、というのはめずらしいので
    すっかり気が緩む水曜の夜であった。
     
    September 28

    次々と 日曜日編

    土曜日は鉄板焼きとケーキで誕生日をクリアし、
    やれやれと眠りにつく。
    翌日曜日、夫は朝から10月の秋祭りの関係で出かけている。
    この時期夫は平日の夜も休日も祭がらみで連日お出かけ。
    町内のお付き合いは重要なのでまぁがんばっていただこう。
    休日となるとなかなか起きない、動きださない子どもたち。
    昼前にやっと出かけることができ、
    最寄り駅近くのショッピングセンターにあるメガネ屋さんに向かう。
     
    「修理はできるけど日にちがかかります」
    ‥やっぱりね。
    何日もメガネなしで過ごすのはちょっと困る、と言う息子。
    それほどメガネに依存しているのか。
    じゃあ新しく作ってもらう?
    店頭に置いてあるフレームは、
    最近流行っているレンズが小さめのものばかり。
    娘は「見た目重視」で譲らないのでそういう「粋な」のを買ったが、
    息子のはこれまでスタンダードな形である。
    今のとだいぶ違うなぁ、と見ていると店員さんが、
    「これなら今のレンズが使えますよ、入れ替えましょうか」
    と奥からフレームを出してきてくれた。
    おぉ、今のメガネとよく似た感じ。
    すこぉし小さい分はレンズを削って合わせてくれるそうである。
    このフレームなら価格も修理と同じです、
    というので修理も買い替えも却下。
    20~30分の待ち時間でフレームを交換することに。
     
    雑貨屋さんに行きたくてついてきた娘が、
    お目当ての店で買い物をしている間、
    息子と待っていると姉からメールが入った。
    お彼岸なので両親の墓参りに来ると言う。
    しばらく店をひやかしたりぶらぶらしていようと思っていたが、
    メガネを受け取ってすぐに帰宅。
    家に着くなりあわてて姉に「もう来る頃?」と電話をすると、
    「今やっと家をでたところ」とのんびりした声。
    姉はいつもこうなのだ、わかってるけど力が抜ける。
     
    天気予報で雨と言っていた通り、
    ショッピングセンターの帰りぐらいに降りだした雨は、
    姉が来る直前雷を伴う豪雨に変わった。
    これは墓参りなど到底無理。
    おまけに建て増ししたサニタリーに通じる廊下(もと濡れ縁)が
    雨漏りで文字通り濡れてるのを発見。
    2階の北側の窓は建てた当時の木枠のままなので、
    桟に水が溜まりそれが柱をつたって落ちてくるのだ。
    あわてて子どもに雑巾を持たせて2階へ。
    私は廊下の雨水を拭きとり、手近にあったマットを広げる。
     
    その最中に姉一家が到着。
    出迎えに玄関に行こうと居間を通ったら「冷た!」
    居間にも雨漏りが。
    こちらは神棚の上の柱から落ちてきた水が、
    神棚の端にのせてあるえべっさんの福俵に当たって床に。
    娘に物置から脚立を持ってこさせ、
    僕がやると甥(兄:19歳)がタオルを持って昇ってくれる。
    つたってくる水を避けてお宮を一時動かし、
    濡れた棚と福俵にタオルをかけるようにしておく。
     
    なんとかどちらも「ポタポタ」はおさまり、
    やれやれと座ってお茶をいれる。
    風雨の向きが今回は違うのか、
    この二ヶ所はこれまで漏ったことがなかったので、
    ずいぶんあわてた。
    本気で建て替えかリフォームを考えなきゃいかんな。
    まぁ晴れたら忘れちゃうんやけど。
    結局姉一家は墓へは行けず、家の仏壇にお参りだけして、
    しばらく談笑したあと、
    甥(兄)のバイトの時間だから、と帰っていった。
     
    正月・お盆とお彼岸だけはこうして、
    なるべく甥ふたりも連れて来てくれる。
    甥(兄)は地元の私鉄に就職するべく、
    鉄道関係の専門学校に通いながら、
    難波駅で案内係として働いてて、
    そのせいか私と話すのも最近敬語交じりになっている。
    彼の赤ちゃん~幼児時代に、
    かなり子育てに関わった私としては、
    さんざん抱っこしたり、手をつないでお散歩に行ったりしたのに、
    と、大人になった甥(兄)がまぶしく、少々寂しい。
     
    姉一家が帰って急に「しん」とした我が家。
    そろそろ夕食の支度をしなくちゃ。
    翌月曜日から先輩が3連休を取るので、
    月曜と水曜が8:30~20:00までの10時間半、
    間の火曜日は14:00までの5時間半と、
    3日間で26時間半の勤務である。
    あの‥私の契約は1日5時間なんですけど(苦笑。
    これまでも先輩が連休を取るたびに、
    10時間半の勤務は何度かあったけど、
    3日間のうち2日、というのは今回はじめてかも。
     
    3日で5日分という長時間の勤務がどうとかじゃなく、
    単純に「夕食の支度を前もってしておかなければならない」
    ことが面倒で、私はイヤなのである。
    日曜の夕食の支度と平行して、月曜の夕食用にカレーを作る。
    そう、「私がいない日の夕食」定番のカレーである。
    月曜はそれでいいが、水曜はどうしよう‥?
    またカレー、というわけにはいかないしなぁ。
     
    ‥今日はここまで。
    September 27

    次々と 土曜日編

    「始まり」となった金曜日は、
    書くのを忘れていたが実は娘の誕生日。
    ここで「普通の」お母様がたは『えっ??』と思うはず。
    娘の誕生日に飲みに行くなんて、と。
     
    我が家では子どもをお姫様とも王子様とも思っていないので、
    誕生日にプレゼントとして高価なものを買い与えることはしない。
    義父母や義姉、私の姉からはプレゼントをもらえるので、
    そのうえなんで親までがプレゼントをやらなきゃいかんのだ。
    欲しいものは自分でお金を貯めて手に入れるんやで、というのが私の持論。
    まぁケーキぐらい買ってささやかに祝う程度である。
    金曜日は塾からの帰宅がいちばん遅い日なので、
    娘だけ遅い時間に夕食を食べる。
    誕生日だからといって塾が休みになるわけではないし、
    ケーキはみんなが揃って夕食を食べられる翌土曜日にしよう、
    ということにしていたから私も予定を入れて‥
    言い訳がましくなったが、子どもの誕生日なんてその程度である。
     
    で、その翌日の土曜日。
    職場の近くにおいしいケーキ屋さんがあり、
    夫も気に入っているので仕事帰りにそこで買って‥
    と思っていたが、我が家ではケーキの好みがさまざまなので、
    ホールで買って切り分けると誰かが我慢して食べることになる。
    生クリーム苦手な息子は、
    せっかくのホールケーキもあんまりうれしくないのである。
    全員がおいしく機嫌よく食べるには、
    それぞれ好きな味のカットしたケーキを買うほうがいい。
    あんまり誕生日っぽくないんやけど。
    せめて娘にはいちばん食べたいケーキを選ばせようと、
    いったん帰って娘と息子を連れて買いに行くことにした。
     
    帰宅して居間にいた息子を見ると「何か」がおかしい。
    いつものTシャツにハーフパンツ、
    メガネもかけてるし何も変わったところなどないはずなのに。
    まちがい探しのごとく息子をじろじろ見る。
    ‥メガネ?
    あっ左側のノーズパッドが「ない」。
    以前ビスがはずれてぽろりと落ちたことはあったが、
    今回は支柱ごとないので、絵に書いたメガネのように、
    左側だけクリアに顔が見えている。
    息子いわく「メガネ拭いてたら折れた」らしい。
     
    はぁ‥病院の次はメガネ屋か。
    修理?買い替え?こういう場合どうなるんやろ。
    とりあえず折れたの持って行って、むこうで相談か。
    あぁメガネってめんどくさいなぁ。
    行くつもりのケーキ屋さんはメガネ屋さんとは反対方向やし、
    ケーキは土曜日って決めてたし、
    メガネ屋さんで時間かかったら夕食の時間に響くし‥
    レンズがどうのこうの、というわけではないので、
    メガネは却下、日曜日に行くことにしよ。
     
    気を取り直して娘に「ケーキ買いに行こう♪」と言うと、
    「友達が遊びに来てるからケーキはお母さん買ってきて」
    あら、それでいいの?つまんない。
    息子だけを連れてケーキ屋さんへ行き、
    娘には彼女が好きそうなベリー類ののったのを選び、
    夫はモンブラン、私はフルーツにする。
    息子は生クリームのついていないチーズケーキとか、
    チョコレートケーキばかり見ている。
    いくつか余分に買おうかと思ったが、
    明日のメガネの出費を思うと今回はやめておこう。
     
    これで「誕生日」はクリア。
    次はメガネか。
     
    ‥今日はここまで。
     

    次々と 始まりは金曜日編

    先週から今週にかけて、なぜかバタバタが続いている。
    発端は先週の金曜日。
    金曜日は「門番」担当日じゃないので、仕事が終わるとフリーである。
    火曜日に友人から電話があって話してるうちに会いたくなり、
    その時点では何も予定がなかった金曜日の午後に会う約束をした。
    加えて翌日昨年度のPTA関係のかたと金曜日に会うことが決まる。
    こちらは夜の部なので時間が重ならないから大丈夫。
     
    ‥のつもりで金曜日。
    朝からお天気があやしい。
    娘は夕方塾へ行くのだが、雨なら車で送って、と言い出した。
    帰りは私が出かけたあとになるので娘が夫に頼んでいたが、
    行くときは夫がまだ帰っていない時間なので私が送ることに。
    予定外だがまぁそのくらいの時間はあるだろう、とOKして、
    娘は学校へ、私は仕事に出かける。
     
    仕事のあと少し約束まで時間があったので、
    夕食にすぐ出せるお刺身とかお惣菜を買って一度帰宅。
    これでのんびりおしゃべりができる、と約束のケーキ屋さんへGO!
    駐車場には友人が待ってくれていて、一緒に店内へ入る。
    ケースの中のきれいなケーキを迷いながらも選び、
    ゆったりとしたテーブル席でコーヒーとともにいただく。
    お互い言いたいことを言い合える仲なので、
    なんやかんやと話をいっぱいして、
    塾に送る時間に間に合うようにと店を出る。
     
    娘の指定した塾への出発時間よりは早めに帰ったので、
    慌てることなく夜出かける準備もできる、と家に入ると、
    娘が左手首に包帯を巻いて居間に座っている。
    えっ‥‥どうしたん?
    学校で階段から落ちて手をくじいたらしい。
    保健の先生に「骨に傷でも‥」と脅されて、
    湿布&包帯ぐるぐる巻きで帰ってきてるし、本人も痛いと言うし、
    翌土曜日は近くの病院の整形外科は休診である。
    まさかと思うが折れてたら‥
    急遽出かける先を塾じゃなく病院に変更。
     
    病院に着くと夜診が始まるところでほっとしたが、
    受付は1時間前から始まっていたので順番はずいぶん後である。
    レントゲンの撮影もあるし、なかなか時間がかかる。
    とりあえず塾に電話を入れ、遅れると伝える。
    娘は私が出かけるはずだったことがわかっているので、
    こういう場合私がどのタイミングで娘をほったらかして消えるのか、
    をとても心配している。
    この母ならいきなり、
    「じゃあ、あとは自分で支払いしてひとりで塾に歩いて行きなさいね♪」
    と言い出すであろう、とびくびくしているのである。
    いや、実はそうしたかった(笑。
    しかし、まぁ大丈夫だろう、とは思うものの、
    いちおうレントゲンの結果は見てやらないと。
    それに痛い手で教材を持って歩かせるのもなぁ、と、
    最後まで一緒にいて、塾へ送ってから出かけることにする。
    多分これって普通の母親なら当然の行動である。
    なのになぜ私はあらためて「決意」がいるんやろ(苦笑。
    やはり私は「母」に向いてないなと思いながら娘を安心させる。
     
    病院の待合室で、
    「バスに乗るのに家から出るはずの時刻」があっさりと過ぎる。
    となると車で出かけることになるし、
    そしたら今夜は飲めないけど、たまにはいいか。
    次の心配は「車で駆けつけて間に合うかどうか」である。
    診察を終え、精算をすませ、
    処方箋を持って向かいの薬局へ向かう。
    薬局の店内をのぞくと何人か座って待っていて、
    先ほどの病院で娘の前に診察を受けていた人もいる。
    「これはまだ時間がかかる」と判断した私は、
    塾への通り道にある、小さいクリニックの横の薬局に方向転換。
    そちらは思ったとおり、誰も待っていなくて、
    処方された湿布をすぐに出してくれた。
     
    これで少し時間短縮ができたので気を取り直し、
    塾で娘を降ろして夫に報告の電話をかける。
    お迎えは夫が行ってくれるし、ようやく出かけられる。
    車を家に置いて遅れて行くか、このまま車で行くか。
    考える余地はない。
    私は遅れるのはいやなので車で行く。
    少し渋滞していたのもかかわらず約束の時間ギリギリに店に着いた。
    同席した方々は私が普段飲むのを知っているので、
    代行を使って飲もう、と誘ってくれるのだが、
    私は病院で気をもんだ後だし、飲まないほうがいいと判断。
    ウーロン茶で楽しく過ごし、帰りは運転手、
    それでもじゅうぶん楽しかったので、私は満足なのだ。
     
    帰宅したのは金曜から土曜に日付が変わる頃。
    そのときはまだ、「慌しいのは今日だけ」だと思っていた私。
     
    ‥今日はここまで。
     
    August 26

    動体視力

    明日は仕事が休みである。
    夕食に鶏のからあげと野菜をいろいろ揚げて、缶チューハイを一本。
    子どもたちが見ているテレビ番組を一緒に少し見たあと、
    さあ食器を洗おうと台所へ。
     
    我が家の台所はもともと土間だったところへすのこを敷いて、
    履物を履かずにおりられるようにしてある。
    照明を点けて流し台のほうへ向きを変えたとき、
    何かが私の視界の下のほうを移動した。
    飛んでる蚊なんかは別として普段台所にいるものといえば、
    まずゴキブリ、それからネズミ、ヤモリ、巨大なアシダカグモ‥
    しかし今は黒っぽいまるいものが『跳ねた』よ。
     
    私は中学・高校とバスケットボールをやっていたせいか、
    正面の相手と横~後方で動く味方やボールを同時に見たり、
    左右180度+αの範囲で動くものに対しては比較的正確に反応する。
    視力は特に右が悪く、静止したものをきちんと見るのは不得意だけど、
    確かに今私の右目で見える右下あたりでなにか跳ねたのだ。
    ゴキブリもネズミも基本的に台所では平行移動だと思われる。
    それにゴキブリだともっと小さいし、ネズミだと白っぽいし、
    ヤモリは尻尾でわかりそうなもんだし、クモならあんな跳ね方しない。
     
    じゃあ何!!!
     
    「そいつ」が跳ねたあたりのすのこをそぉっと上げてみる。
    いました。
    黒っぽい茶色のカエル。
    「おすわり」した状態で4~5㎝かな。
    植木の葉っぱの上で見かけるアマガエルよりは大きくて可愛げがない。
    手でつかまえるのはちょっと‥というサイズ。
    トノサマガエルかツチガエルか。
    はっきりわからないが、
    虫でも追って裏口から入ってきちゃったのだろう。
    さらにコイツを追って蛇でもきちゃうとたいへんなので、
    いつまでも台所にいてもらうわけにもいかない。
     
    昔田んぼでさんざんカエル捕りをしていた娘を呼んでみるが、
    娘も今では怖いと見えて、近づこうとしない。
    もちろん怖がりで虫を触るのもいやがる息子は問題外で
    ふたりとも何もせず遠巻きに見てるだけ。
    仕方なく自分で、ずっと玄関に放置してある虫捕り網を持ってくる。
    もう子どもたちも網なんか持って遊びに行かなくなったけど、
    こんなこともあるからうちには必需品やな。あってよかった。
     
    網を持って近づくと、カエルはまた少し跳ねて移動する。
    あんまり動いたらもう一枚すのこを上げなきゃならん。
    頼むからじっとしててくれ。
    跳びそうな方向から網をすばやくおろす。
    やった、入った。
    ‥で、どうやって外に出したらええんや。
    とりあえず網はかぶせたけど、いったん網の奥まで入ってもらって、
    網の口をふさぎながら外へ持って出ないといけない。
     
    網をかぶせたところで娘が近づいてきた。ずるいぞ。
    ちょっと網をつまんでゆすったりして、中のカエルを奥まで動かした娘。
    よくやった、と網を折り返して出ないようにして、
    開けた引き戸から網の先を家の外に出す。
    よしよし、これでカエルが網から出れば‥
    しかし網のいちばん奥にいるカエルはじっとしていて、
    網の先が外に出たからといって自力で網からは出られない。
    子どもたちは無責任に持ち手ごと網を外へ出したところで戦線離脱。
    おいおい、それじゃカエルがかわいそうじゃないか。
     
    またまた仕方なく私が外へ出てカエルと向き合う。
    ねぇねぇちょっと動いてくれたら網の端っこつまんで、
    アンタを自由にしてあげられるよ。
    私の心の声が聞こえたのか、
    網の入り口のほうへひと跳びするカエル。
    よし今や!
    網をひっくり返して端を持ち上げるとカエルは網から出た。
    ほっとして家の中に入り、虫取り網を「定位置」に戻す。
     
    カエル一匹でひと騒動である。
    さすがに「家の中にカエル」ははじめてかも。
    我が家は一般的なお宅より生き物の存在率がかなり高い。
    以前同じく台所で、
    シンクでかさかさ音がするのをゴキブリと思ったらクワガタだった。
    カナブンはしょっちゅう部屋の中を飛んでて、
    どこから入ってくるのか、まさか家の中で育ってるのか?
    と思うほどだが、カナブンなら私だけでなく娘も、
    息子でも捕まえて外に出してくれるので心配ない。
     
    玄関でガッサゴソと大きな音がするので、
    何事かと思ったら両手サイズのカニがいた、ということもあったなぁ。
    いや、我が家は海のそばにあるわけではなく、
    もちろん市場の近くでもない。
    今思ってもあのカニだけは「なぜそこにいたのか」不明。
    あまりに不気味ですぐ家の前の川に放してしまったので、
    どんな種類のカニだったのかもわからず謎のままである。
     
    我が家の近辺で生息しているいろんな生物に告ぐ。
    なんの得にもならんから、
    うちには入ってこないようにお願いします。
    August 18

    2週間

    暑い日々が続いている。
    私は「暑いこと」に弱いわけではなく、
    冷房なしで過ごすことが苦痛ではないため、
    日中は隣の部屋の扇風機程度で汗をかいて過ごし、
    夜は扇風機なしの部屋で、
    防犯上開けていても大丈夫な窓を少し開けて眠る。
     
    じゃあ夏に強いのか、というと夏には弱い。
    なぜか‥食欲が著しく低下するのである。
    もともと食べることに執着が薄く1食くらい抜いても平気。
    「食べたいものは?」と聞かれても特に思い浮かばないことが多い。
    そしてこう暑いと思考能力もまた低下する。
    仕事を終えて店の売場をいちおうまわってはみるが、
    食べたいものがない私は
    「何を作って(または買って)食べるか」が決まらない。
    普段経済状況からも余計なものは買わないが、
    余計なものどころか必要なものさえ買えないまま、
    まとまらない頭に買い物がいやになって帰宅する始末。
     
    帰宅してもめぼしい食材があるわけでもない。
    冷蔵庫をかき回してなんとか食卓の体裁はととのえるが、
    春秋冬に比べると夏場は非常にお粗末な食事である。
    原因のひとつは家族の「好き嫌い」。
    夫も息子も「なす」「オクラ」「モロヘイヤ」「冬瓜」といった夏野菜が苦手。
    息子はさらにトマトも苦手。
    娘はかぼちゃが好きでない。
    まんべんなく食べられるのは私だけだし、
    生協を通じて地元農家の産直野菜を手に入れている我が家では、
    夏に届くのは上記の野菜がメインなのでほんとに困る。
     
    冷蔵庫になすやオクラがあるのに、
    スーパーで季節はずれの野菜をどんどん買うのもなぁ、
    と思うし、かといって買わないと夫も息子も野菜不足。
    仕方なく季節感のないもやしやじゃがいも・たまねぎでしのぐが、
    使う野菜が限られるとさらに私の頭は働かなくなり、
    夏場は調理方法も限られるためメニューが決まりにくい。
    冬は毎日鍋物ができるから野菜たっぷりで楽ちんなのにな。
     
    いろいろちゃんと食べないうえに、
    「受験生の夏」を迎えた娘は自覚が足りないし、
    一学期の期末テストで不本意な結果だった息子とふたり、
    だらだらと不規則な生活を送っているのも気に障る。
    宿題だってまだまだ残っているのがわかってる。
    おまけに今年は職場が忙しくていろいろある。
    精神衛生上良くないことが重なって8月の私は不機嫌である。
    普段飲まないアルコールを摂取することも増える。
    「酒でも飲まんとやってられんわ」状態ということか。
     
    あと2週間。
    2学期が始まれば、
    だらけた子どもたちを見て不機嫌にならなくていい。
    少し涼しくなって、食べる気も作る気も出てくる。
    ちゃんと食べるとイライラしないし、アルコールも不要。 ←のはず
    あと2週間、がんばれ私。
     
     
    August 06

    一大事

    両親の供養をしていただいている町内のお寺では、
    毎年8月5日に先祖供養の行事がある。
    昨年は日曜日に当たっていて、子供会行事とも重なっていたため、
    もともと仕事は休みにしていたし、かけもちで多少バタバタしたものの、
    一日でふたつの行事ごとをすませることができて仕事には影響せず、であった。
     
    今年は火曜日。
    火曜日は入社以来99.5%の確率で出勤しているし、
    今回のシフトも出勤であったが、やはり午前中にはお寺に行かなくちゃ。
    通常は私が昼過ぎまででその後を先輩にバトンタッチしているが、
    私がお寺に行けるように、先輩に朝から出てもらって私は午後出勤することに。
    これなら仕事に穴をあけることもなくお寺にも行ける。
    よしよし、と思っていたら、昨年度のPTA副会長より
    当時のメンバー+αが夕方から集まるので来ないか、とお誘いがあった。
    仕事が終わるのは20時頃になるので、かなり遅れることになる。
     
    普段ならそういうお誘いはなんとでも都合をつけて参加するのだが、
    午後から夜に仕事があるときはそうはいかない。
    午後出勤の日は年に数回しかないのに、またなんでこんな日に重なるかなぁ。
    ともかく仕事が終わってすぐに駆けつけ、 ←車で駆けつけたおかげで飲めず
    しばし談笑のひとときを過ごす。
    お開きになって帰宅し、
    さて寝る前に、明日のために麦茶を沸かそう、と思ったら、
    コンロの上にからっぽの鍋、コンロのツマミは開いたまま。
    これはどう見ても空焚き。
     
    我が家の熱源はプロパンガスである。
    コンロのツマミが開いているが、どうやらガスは出ていない。
    最初に思ったのは、ボンベのガスを全部使い切ったのか?だったが、
    いくらなんでもそんなにタイミングよくボンベが空になるはずがない。
    長時間コンロの火がつきっぱなしだったため、
    メーターで異常を感知してガスを遮断したらしい。
    ガスメーターも昔と違ってたいへんありがたい機能が付いているのを実感。
    我が家ではこれまで「メーターが異常を感知して遮断」
    なんてことにはなったことはなく、初めての状況であったが、
    私は以前プロパンガス販売会社に勤めていたので知識だけは持っている。
     
    深夜であったが懐中電灯を持って外に出る。
    予想通りガスメーターには異常を知らせる赤いランプが点滅している。
    元栓を閉めて、復帰ボタンを押せばリセットされるはず。
    復帰ボタン‥見えるところにはない。
    上部に黒いネジ式のカバーがついているので多分その下にあるんやろな。
    カバーに小さい矢印と「ユルム」という小さい字がついているのは、
    この矢印の方向に回すとカバーがゆるんではずせますよ、ということやな。
    直径が1.5cmくらいの小さいカバーをつまんで回す。
    いや、回そうとするが回らない。
    歯を食いしばって渾身の力を込めたつもりで回すが、
    小さな黒いカバーはいっこうに回らない。
    もうちょっと大きければいいんやけど、
    指先だけでは思うように力がはいらないよ。
     
    夫なら、と思うがもう眠っているし、起こすほどのことでもないよね。
    朝夫にはずして復帰操作をしてもらおう。
    明日の分の麦茶沸かしときたかったけど仕方ないか。
    それにしても、私がいないから誰かお湯か麦茶を沸かそうとしたのかな。
    空焚きなんて無責任な‥明日ひとこと言わなくちゃ。
    などなど、ひとりでいろいろ考えていると、
    まだ起きていた息子が2階から降りてきた。
    いちおう息子に聞いてみる。
    「お湯沸かしてた?」 「ううん、僕じゃない」
     
    じゃあ娘か夫か。
    懐中電灯を片付けようと寝ている夫の横を通ったら、
    夫が目を覚ました。
    おお、ラッキー。
    「鍋空焚きしてメーター遮断してる。
     復帰ボタンのカバーが固くてはずれへんから復帰でけへんねん」
    さっそく訴えてみる。
    ガス屋で私は事務員だったので知識だけだが、
    夫は現場でボンベやメーターを触っていた人である。
     ↑ 同じ会社で働いていた
    もちろんそれで話は通じるので、さっさとメーターのところへ行き、
    カバーをはずして復帰ボタンを押し、再度布団に入る。
    あぁ、ありがとう。
    夫でもはずしにくそうにしていたくらいだから、
    私ではやはり無理やったんやな。
     
    しばらく待つと赤いランプは消え、
    通常通りガスが使えるようになった。
    麦茶を沸かしながら食器を洗い、
    大事にならなくてよかった、とほっとする。
    でも夫もお湯を沸かしていないと言うし、娘かなぁ。
    あいつは前科もあるし要注意やな、と思っていると、
    「のど渇いた」と寝ていた娘が2階から降りてきた。
    しかし聞いてみても「沸かしてない」と言う。
     
    じゃあ私?
    全く記憶にない。
    お寺から帰って麦茶沸かそうかな、と思ったけど、
    出勤時間が迫っているからやめた記憶がある。
    やめたのをやめて実は鍋を火にかけたんやったっけ?
    そこはほんとうに覚えていない。
    あぁこわ。
    自分がやったなんて信じられへんけど、どうもそうみたい。
    娘を疑った自分を恥じる。
    えらいこっちゃ、要注意は自分やないか。
    ガスはメーターが止めてくれたが、
    自分が「要注意人物」だとわかったことのほうがよっぽど一大事であった。
     
    July 31

    何をしておる!

    今日は中3の娘が申し込んでいた高校の体験学習の日。
    市内にある産業高校のデザイン科を申し込んだらしい。
    とはいえ、そちらは競争率が高く、娘の今の偏差値では受験は無理。
    親としては「受けられへんようなところに体験に行くんかいな、
     なんで実際に受けられるレベルの商業科を体験せえへんねん」
    と少々不可解である。
    同じ中学からはもうひとり女子が行くというので、
    ふたりで約束して自転車で行くなら大丈夫だろう‥とあまり干渉しなかったが、
    朝早くから大張り切りでバタバタと準備をしている。
    普段中学に行くより早い時間に家を出て行った娘を見送り、
    息子を起こしてから私も仕事に出る。
    勤務を終えて昼過ぎに帰宅すると、
    娘も帰っていて昼食をとっているところ。
    デッサンやら何やら、体験授業が楽しかったようで、
    描いてきたへたくそなデッサンを見せては何かと話しかけてくる娘。
    そうかそうかと話を聞きながら朝に続いて2回目の洗濯をする。
    さて私も昼食を、と部屋に戻ると娘はのんびりテレビを見ている。
    「あれ?今日塾は?」
    「‥」 何やら口ごもる娘。
    「今日って塾は?」 再度尋ねる私に、言いにくそうに切り出す娘。
    「今日はな、何時に高校から帰ってくるかわかれへんかったから、
     塾に間に合わへんかもしれへんし‥って言ってある」
    「で、どうなの、実際間に合わへんの?」
    「‥ぎりぎり」
    「ほな早く行かんか!!!!」
    午前中に体験授業に行った、のはアンタが行きたいから行ったんやろ?
    で、午後から塾があるのはアンタわかってたんやろ?
    最初は何時に帰ってこれるかわからんかったんやから、
    塾に「間に合わないかもしれない」と伝えたとこまではよかった。
    でも帰ってきた時点で塾間に合う、とわかったらさっさと支度して行かないと。
    休んで一回分返金してくれるわけじゃなし、
    つましい生活の中から切り詰めて塾の費用を払っているのに、
    何を無駄なことしようとしとるんや!!
    もう私は久々の大爆発である。
    間に合うように帰ってこれたんやから、
    「ラッキー♪塾も行ける」といそいそ出かける‥
    まぁそれほど塾が大好きじゃないことぐらい知ってるけど、
    受験生の自覚がまだまだ足りないようである。
    私が噴火したもんだから口を尖らせながら準備して、
    慌てて出かけた娘は、帰宅後「今日塾行っといてよかったわ」。
    アホか、休んでもいい日なんて一日もないのだ。
    April 12

    トレーニング不足

    3月までは娘の塾通いが週2回で、
    雨の日や予定のある日以外は自転車での送迎。
    最初はきつかったけど慣れて、そこそこいいトレーニングになっていた。
    4月から3年ということで教科を増やし、通う日数も増えたので、
    よっしゃ私もがんばるぞ、と思っていたのに‥
    隣の町に住む娘の友達が同じ塾に通うようになり、
    娘は「☆子と一緒に行き帰りするからお母さん来なくていいわ」と宣言。
     
    ‥あら、そうなの。 ←がっかり
    しかし全く送迎を気にしなくていいわけではなく、
    雨の日は車で送らなあかんし、部活のあと学校から直行する日もあり、
    そんなときは「帰りだけ車で迎えに来てな」となる。
    ややこしい。
    そして私はややこしいのはキライ。
    せっかくのトレーニングも、車ばかりで自転車の出番はほとんどなくなりそうである。
    今のところ、朝なり前日に
    「部活があるのかないのかちゃんと言ってくれるか」が最大の気がかり。
     
    昨日は「☆子ちゃんと行く日」だったので、家でのんびりしていた。
    20:40終了予定で、私となら帰路は15分で家に着く。
    居残りがあっても21時すぎに帰るだろう、
    と思っていたが21:30になっても娘は帰ってこない。
    ちょっと心配になってくる。
    おまけに夫は泊まりで釣りに出かけて不在だし、
    何かあったんやろか、と悪い想像ばかりしてしまう。
     
    息子に、娘が帰宅したら携帯に電話をするようにと告げ、
    とりあえず車で塾へ向かう。
    途中ですれ違うかな、と思いきょろきょろしながら走る。
    しかしすれ違わないまま塾に到着、娘の自転車はない。
    続いて近くのコンビニをのぞく。
    コンビニにもいない。
    う~ん、娘たちはどの道を帰るかな。
    私とならこっち、だけど☆子ちゃんちはあっちの道が近道やな。
    と判断して車を走らせる。
    ☆子ちゃんの住む町まで行ってみたが出会わず、
    引き返していつもの道に出ようとしたところで‥見つけた。
    自転車の女子二人連れ。
     
    あぁよかった。
    安心のあまりとがった声で「遅い!」と娘に声をかける。
    私が以前「近道やからと細い道や暗い道を通ったらあかんで」と言ったのを、
    娘はちゃんと守っていたのか、
    それとも近道は坂が急でしんどいから通らなかったのかはわからんが、
    とりあえず広いほうの道を帰ってきていた。
    ここまで来てたらあとはすぐだと私は先に家に帰る。
    しばらくして帰宅した娘は、
    授業が延びたうえに居残りで、塾を出たのが21:15分で‥と言い訳をする。
    そうかもしれんが、それでも帰りに30分以上かかってるやん。
    どこかでおしゃべりしてたんちゃうか?
    まぁ細かく追求はせず、心配していたことを伝え、
    次から遅くなったときは、塾を出る前に電話をかりて連絡する、
    と約束させて一件落着。
    実はもう少しで駐在所に駆け込むところであった(笑。
     
    今日仕事から帰ると、☆子ちゃんが遊びに来ていた。
    隣室でいるとふたりの話し声が聞こえる。 ←盗み聞きではない、聞こえるの
    昨夜☆子ちゃんは家の近くで探しに出ていたお母さんに会い、
    家に着くと家の前に家族全員が立っていたそうだ。
    私の心配を迷惑そうにしていた娘もそれを聞いてわかっただろうな。
    家族とはそういうもんやということが。
     
    日頃「どおぉん」と構えているつもりの私も、
    子どもたちの「予定外の行動」には滅法弱い。 ←小心者
    自分もそうだったのだから、
    たいがいの場合、多少遅くなっても大丈夫だとわかってはいるが、
    落ち着かないまま時間が過ぎていくのに耐えられない。
    この先いくらでもあるであろう、子どもたちの遅い帰宅に、
    早く慣れて平気な顔で「おかえり」と言ってみたいものである。
    こういうことがあると、「携帯を‥」ということになるのかな。
    いや、我が家はそうしないぞ!
    娘が自分で収入を得るようになるまで携帯は禁止なのだ。
    March 09

    懇談

    土曜日は娘の通う塾の懇談があったので娘と一緒に出かけた。
    はぁ‥。
    小学校・中学校と学校の懇談で言われ続けてきたことを、
    言い方はやわらかいが、そっくりそのまま、また聞くことになった。
    結局は小学生の間に基礎を積み重ねていないので、
    いざ中学の勉強をしようにもできないということ。
     
    計算ができるとか、漢字が書けるとかいう以前の問題。
    自発的にノートをとる・提出物を出す・配布物を失くさない‥
    こんなことが8年経ってもできるようになっていない。
    学校での授業態度や提出物が内申に大きく影響するということは、
    何度も何度も伝えているのに、それもわかってるんだかわかってないんだか。
    塾の授業は娘にもわかりやすいらしく、
    「今やっていることはとてもよく理解できる子です」と先生はほめてくださるが、
    1年で習った部分を活用して解く問題は全滅なので得点につながらないのだと。
     
    学校の期末テストはこれまでより少しよくなっていた。
    娘は喜んでいるし、私も塾に行っているだけのことはあるとほっとした。
    とりあえず、「5教科の合計点数が2ケタ」からは脱出したのだ。
    しかし、希望高校を告げると先生は、
    「これからの頑張り次第で可能性も出てくるでしょう」と言う。
    そうか。
    まだ可能性のかけらもないんや。
     
    3年生からはこれまでの「英・数・国」に理科と社会も加えると娘は言う。
    やる気だけは一人前である。
    塾通いの日が増えて、費用もその分上乗せかぁ(痛。
    せっかく子供会もPTAもお役御免となり、
    私の時間ができるから何か始めようと思ったのに、
    どうやら塾・塾・塾に振り回されそうである。
    それでも娘が公立の高校に行けるなら‥仕方ない。
     
    毎日送迎で自転車に乗っていると、太ももはどんどん太くなる。
    一年でどれだけ筋肉がつくか測ってみようか。
    November 16

    一段落:ハードな1週間(2)

    月曜日、学校に行くのに不服そうな娘。
    弟も私たちもがUSJに行くのに自分だけ学校に行くのがいやなのか?
    とはいえあんたは中学生なんだから子供会行事に参加できるわけないじゃない、
    と思いつつ同時に家を出る。
     
    夕方は私たちのほうが早く帰宅した。
    お土産を喜び、息子とアトラクションの話を普通にしていた娘。
    機嫌がなおったかと思ったら、
    翌朝はいつまでもパジャマのままで暗い顔をしている。
    「早く学校へ行く準備をしないと!」とせかす私。
    うるさげに生返事ばかりしている娘にばかりかかわってもいられない。
    自分の出勤準備をして洗濯物を干しながら娘をちらちら見るが、
    いっこうに動く気配がない。
    「なにやってんの」とさらにせかす私に娘は
    「今日は学校へ行きたくない、行かない」
     
    ‥あらま。またかよ。
    1年生のときにも友達関係がうまくいってなかったときに何度かあった。
    でも最近お友達とはなんとか仲良くやってるじゃない。
    今度は何があったんや、と思うけど、私も遅刻ぎりぎりである。
    じっくり娘の話を聞いてやるヒマなんかない。
    短い押し問答の末、「もうあかん、遅刻や!」と私は仕方なく家を出る。
    途中で「あっ学校へ連絡しないと!」と気付くが電話番号を携帯に登録してない。
    慌てて家に電話。
    再度今日は絶対に行かない、と言い張る娘に、
    学校には必ず連絡するように伝えて事務所に飛び込む。
    ほんまにぎりぎりであった。
     
    仕事を終え、慌てて帰宅。
    昼食もそこそこに娘の話を聞く。
     
    どうやら複数の同級生に「不本意な扱い」を受けているようである。
    そういえば、少し前に娘がそれっぽいことを言ったことがあったが、
    あまり深刻に考えず、自分の友達を大事にしてそっちは「かわして」いくようにと返した。
    それが原因なら、まず事態を把握しないと話が進まない。
    話を聞く、というより「事情聴取」である。
     
    いつごろ、誰が、どんなことをした(言った)・その頻度は・他の子はどうか‥
    なるべく細かく聞いてとりあえず書き留める。
    だいたい娘が言い終わったあとで対策を考える。
    「後がこわいから先生に言いたくない」と娘は言う。
    どうやら担任もあてにならないらしい。
     
    私が通っていた頃は私の学年が「史上最悪」と言われた中学。
    生徒は「ワル」 「普通」 「マジメ」にきっちり3分類され、←私は「普通」
    見るからに「近づきたくない」子たちがおおぜいいた。 
    しかし、そういう子たちは、「普通」や「マジメ」な子を巻き込まず、
    自分たちで別の世界を形成していたように思う。
    わかりやすかったし、大人になってから「ワル」だった人と偶然出合ったときは、
    普通に、さらっと思い出話ができたりする。
     
    今はどうも雰囲気が違うようである。
    全国的に新聞をにぎわすニュースになるのがよくわかる。
    娘は1年の時にも何かとあって、それを乗り越えた、と思ったらさらに高い壁。
    だれもが「やる」とか「やられる」とか、
    紙一重だったりせっぱつまったところで生きているのかしら。
    とりあえず、娘は、反応しないこと・うつむかず、しっかり頭を上げること、
    を実行して様子を見ることに。
     
    1日休んで気がすんだのか、
    翌日からはまた普通に登校している。
    担任にも後日自分で伝えたらしい。
    しかし担任は何をするわけでなく、事態は何も好転していない。
    娘の心の中の「嵐」が通り過ぎることを切に願う。
     
    ※下書きのままでなかなかアップできなかったため、
     文頭の「月曜日」というのは11月5日のこと。
     もう10日以上たってしまった‥